トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

由伸監督よ、育てて勝て 原前監督がエール

2017年1月11日 紙面から

講義終了後、花束を受け取り笑顔の原監督=国際武道大学で(園田佳子撮影)

写真

 巨人前監督の原辰徳特別顧問(58)が10日、客員教授を務める千葉県勝浦市の国際武道大で講義し、高橋由伸監督(41)にドラフト1位の吉川尚(中京学院大)と来季3年目・岡本ら若手戦力の急成長を促すよう注文した。大補強しただけに優勝は大前提。「新鮮力」の息吹を感じる勝ち方を求めた。

 「若い力や新しい力が出てこないと、チーム力ってそうそう厚みが出てこない」。山口俊や陽岱鋼らオフの大型補強でカードはそろった。原特別顧問の関心は育成にある。

 期待する選手として挙げたのは岡本と吉川尚。期待の和製大砲・岡本は昨季3試合出場にとどまり、放ったヒットは1本のみ。村田の厚い壁に阻まれた。ただ、フレッシュオールスターでMVPに輝いたほか、イースタン・リーグでは18本塁打をマークし74打点で打点王を獲得。台頭する可能性は示した。

 前指揮官は「岡本は打撃力が加わるといろんな意味でポジションを与えられる選手だと思う。そのためにも、いかにバッティングで力を出すか」とも。岡本と吉川尚がグラウンドで暴れ回る姿はG党の心を踊らせるはずだ。

 「どういう形であっても監督就任1年目という大変な中で、(昨季)2位を死守したというのはすごく大きなステップ材料。非常に楽しみにしている」。ただ勝てばいいわけではない。勝ち方を求められるのも球界の盟主・巨人軍。勝利と育成の両立が求められる。「新化」をスローガンに掲げる高橋巨人の起用法に注目が集まる。(園田佳子)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ