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【ドラニュース】

荒木に高校時代の恩師が助言「1番を打てる準備しろ」

2017年1月11日 紙面から

実家近くの練習場で、打撃練習する荒木=熊本・菊陽町で(谷沢昇司撮影)

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 中日の荒木雅博内野手(39)が10日、故郷である熊本県菊陽町などでの自主トレを公開した。2000安打イヤーに、少年時代から慣れ親しんだグラウンドでチームスローガンと同じく原点回帰。年始には恩師である元熊本工高監督で現熊本大の山口俊介監督(71)から「1番打者奪還」を指令され、リードオフマンの心意気を示しながら打席に立つ考えを明かした。

 熊本地震の傷痕も残る故郷で、ダッシュの1本、トス打撃の一球一球に、荒木は感謝と決意を込めた。慣れ親しんだグラウンドで体をほぐすと、キャッチボールの合間に通りがかった町民とも気さくに会話。幼なじみの家の庭で、昔のようにノックも受けた。ひとつひとつの時間を慈しみ、口を開いた。

 「家の近くでやって、気持ちは高ぶっている。2000安打を打てたらまたひとつ熊本県民の喜びになる。故郷のためにという気持ちは強い」

 5日には、毎年欠かさず年始のあいさつに行く高校時代の恩師・山口監督から金言を受けた。「気持ちだけは1番を打てる準備をしてほしい。そうすれば39本は十分達成可能だ。ケガも故障もありえる。絶対気を抜かないように」。恩師も1番には大島がいることは承知の上。それでもあえて「1番奪還」を指令した意味は、挑戦の姿勢を忘れさせないためだ。

 

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