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【ドラニュース】

岡田、侍への宿題コツコツと

2017年1月12日 紙面から

 中日の岡田俊哉投手(25)が11日、ナゴヤ球場に隣接する屋内練習場のブルペンで、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)使用球を使った投球を行った。直球が大きく動いてしまうWBC球特有の難しさがあるが、岡田は違いを極力意識しないことで克服する考え。WBCメンバーに選ばれることを想定して早めの調整をしているが、仮に落選してもプラスになると強調した。

 キーンと冷え込んだ屋内練習場で、捕手の加藤が驚きの声を上げた。「うわ、すごい動いた!!」。マウンドにいたのは、侍ジャパン候補の岡田。立ち投げで約20球、すべて直球だったが、最初の数球は特に大きく変化した。「動いているようじゃダメ。投げ方が悪いと動く」と説明した岡田。暴れるWBC球を制御することは、1ダースのボールを渡されたメンバー候補への“宿題”だった。

 日本のボールとは皮革が違い、縫い目も低いWBC球。ただ岡田は、その差を極力意識しないことで克服する。「『滑るなあ』とかは考えない。体が嫌だと思ってしまったら投げられない。過剰に意識せず、そういうものだと思って投げる。そのなかでどう力を発揮するか」。今はまだ途中だが、自身の投球フォームが固まりさえすれば、違いは気にならなくなるはず、という考えだ。

 3月7日から始まる1次ラウンドに向けて調整する以上、仕上がりは例年より格段に早い。名古屋では、この日が17年初ブルペンだったが、年末年始も地元・和歌山県内の数カ所の球場で、マウンドの傾斜を使って投げてきた。合同自主トレ中には捕手を座らせて投げる計画。「宿題が出ている以上、やるのがプロ。選ばれなかったとしても、早すぎたということはない。体はつくってあるので、早かった分のプランも考えている」と、どちらに転んでも、早めの調整は無駄にはしない。

 

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