蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【ゴルフ】松山英樹、届かず2位 17番痛恨のボギー2017年1月10日 紙面から
◇トーナメント・オブ・チャンピオンズ<最終日>▽8日、米ハワイ州カパルア、プランテーションC(7452ヤード、パー73)▽晴れ時々曇り、25度、北北東6メートル▽賞金総額610万ドル、優勝120万ドル▽32選手 【カパルア(米ハワイ州)テッド・ムース】松山英樹(24)=レクサス=は逆転ならず、2017年初戦は2位に終わった。2打差の2位から最終ラウンドを開始し、一時は首位に1打差まで迫ったが、終盤のパットのミスが響いて70止まり。優勝スコアに3打差の通算19アンダーで、23歳のジャスティン・トーマス(米国)に今季2勝目を許した。だが、賞金は71万2000ドル(約8330万円)を加え、今季獲得額を308万8000ドル(約3億6129万円)にして首位をキープ。ポイントランクも1位を維持した。 松山にとっては痛恨の3パットだった。1打差で迎えた17番パー4。フェアウエーから残り207ヤードをピン右8メートルに乗せた。トーマスは2打目を1メートルにつけ、スコアを伸ばすのはほぼ確実。大詰めだけに、これ以上引き離されるわけにはいかない。ところが、松山のファーストパットは、カップを1・2メートルオーバー。「ラインが全然違った」という。返しのパーパットも打った直後、ボールがはねて思った通りに転がらず。事実上、これで勝負が決まった。 予兆は1番にあった。いきなり3パットでボギーをたたき、流れに乗り損ねて前日決まっていた1〜2メートルを何度も外した。前半はパープレー。13番を終えた時点では首位と5打差開き、トーマスの楽勝ムードも漂い始めた。 だが、ここで直近5戦4勝の実力を見せた。14番パー4でバンカー手前ラフ、残り19ヤードの打ち上げという難しい状況から高く球を上げるロブショットで直接カップインさせイーグル。続く15番でトーマスが第2打を左の赤杭ハザードへ打ち込んでダブルボギー。わずか2ホールで差は1打に縮まった。世界ランク6位の粘りだった。 松山本人も、敗因がパッティングにあることを認めている。「初日から言っていたように、自分の中で合わない部分が出てしまった。1番で何でもないパーパットを外した。その後も悪いストロークではないのに入らない。ミスを後に引きずった。ある程度予想できた結果かな」 ただ、年をまたいで6戦で優勝4回、2位2回の実績は、やはり圧巻だ。賞金ランキング、ポイントランキングとも1位を守った。5打差を終盤だけで逆転できそうなムードを演出したことで、改めて世界に「松山強し」を印象づけた。「いいところまで行けた。そんなに落ち込んでません。去年まで打てなかった球がしっかり打てたり。そういうところで少しずつ変わってきていると思う」。すべてはメジャー制覇への足がかり。12日には同じハワイのオアフ島で、ソニー・オープンが開幕する。 PR情報
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