蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【サッカー】Cロナ、4度目MVP バロンドールと合わせ2冠2017年1月11日 紙面から 【ロンドン原田公樹】FIFAは9日、スイスのチューリヒで2016年の年間表彰式を行い、男子最優秀選手にレアル・マドリード(スペイン)のFWでポルトガル代表主将のクリスティアノ・ロナルド(31)を選出した。2年ぶり4度目の受賞で、メッシ(バルセロナ)の5度に次ぐ史上2位。男子最優秀選手は10〜15年にフランス・フットボール誌選定の「バロンドール」と一本化されていたが、今回から別々に選出する形に戻り、ロナルドはバロンドールとダブル受賞となった。 名前が呼ばれると、ロナルドは控えめに右手でガッツポーズをした。バロンドールとのダブル受賞。個人賞としては、2つの世界最高の栄冠に輝いたロナルドは「2016年はサッカー人生の中で、おそらく最高のイヤーだった。昨年はいくつもの栄冠に輝いたが、なかでもポルトガル代表として初優勝できたことは特別だった。一生忘れることができない」と感無量の様子だった。 昨年、ロナルドは欧州チャンピオンズリーグで16得点を挙げて得点王に輝き、レアルの11度目の優勝に貢献。欧州選手権では、代表主将として、ポルトガルを初優勝へ導いた。かつてロナルドといえば、傲慢(ごうまん)な態度や発言を繰り返し、それを隠そうとしなかった。 だが明らかに変化したのは、欧州選手権のとき。主将として、若手を鼓舞し、サントス監督との調整役に回り、チームメートの意見に耳を傾けた。フランスとの決勝では前半で負傷交代。ベンチ前に立って、チームメートに指示を送り続け、ポルトガルは延長の末に開催国を倒して栄冠に輝いた。男泣きする様子は、大会を象徴するシーンとして、繰り返し世界中で放映された。 同賞は各代表の主将と監督、記者、ファンの投票によって選出されるが、ロナルドはダントツの34・54%を獲得。ストライカーとして際立ったピッチ上での活躍とともに、このロナルドの変化は、共感を呼び、票を集めた。 PR情報
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