米国務長官が韓国外相と電話会談 日本との関係改善促す
k10010836401_201701120537_201701120543.mp4
韓国のプサン(釜山)に慰安婦問題を象徴する少女像が設置されたことを受け日本政府が対抗措置を取る中、アメリカのケリー国務長官が韓国のユン・ビョンセ(尹炳世)外相と電話で会談し、「日韓関係が未来志向で発展することを期待している」と述べて、日本との関係改善を促しました。
韓国プサンの日本総領事館の前に慰安婦問題を象徴する少女像が新たに設置されたことへの対抗措置として、日本政府は韓国駐在の長嶺大使らを一時帰国させるなど、日韓関係の悪化が懸念されています。
こうした中、アメリカのケリー国務長官が11日夜、韓国のユン・ビョンセ外相とおよそ15分間にわたって電話で会談しました。
韓国外務省によりますと、この中でケリー国務長官は「日韓の関係は最近難しい状況にある」としたうえで、「日韓関係が未来志向で発展し、日米韓の協力も継続されることを期待する」と述べ、韓国政府に対し、日本との関係改善を促しました。
これに対して、ユン外相は「慰安婦問題をめぐる合意の趣旨を尊重することが重要だ。今後も日韓関係の未来志向的な発展のために努力していく」と応じました。
アメリカ政府としては、北朝鮮への対応で協力してきた日米韓3か国の連携が少女像の設置をめぐる問題によって影響を受けないよう、電話会談を通じて事態の打開を働きかける狙いがあったと見られます。
こうした中、アメリカのケリー国務長官が11日夜、韓国のユン・ビョンセ外相とおよそ15分間にわたって電話で会談しました。
韓国外務省によりますと、この中でケリー国務長官は「日韓の関係は最近難しい状況にある」としたうえで、「日韓関係が未来志向で発展し、日米韓の協力も継続されることを期待する」と述べ、韓国政府に対し、日本との関係改善を促しました。
これに対して、ユン外相は「慰安婦問題をめぐる合意の趣旨を尊重することが重要だ。今後も日韓関係の未来志向的な発展のために努力していく」と応じました。
アメリカ政府としては、北朝鮮への対応で協力してきた日米韓3か国の連携が少女像の設置をめぐる問題によって影響を受けないよう、電話会談を通じて事態の打開を働きかける狙いがあったと見られます。