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被害少女の実名、誤送信 防犯メール6545件

 東京都内で確認された不審者情報などを登録者に知らせる警視庁の防犯メールサービスで、11日に暴行事件の被害に遭った少女の実名が誤って記されたメール6545件が配信されていたことが分かった。警視庁は同日、少女の母親に電話で経緯を説明して謝罪した。

 誤配信されたメールは、都内の路上で帰宅途中だった少女に背後から何者かが近づき、腕で首を絞めた上に突き飛ばしたなどとする内容で、黒いズボンをはいた人物が走って逃げたと伝えていた。通常は伏せるはずの被害者の実名が掲載されていた。

 同庁によると、現場を管轄する警察署には当時メール作成の担当者がいたが、宿直責任者だった男性警部が事件を扱った男性巡査にメール作成を依頼。巡査は警部のチェックを受けないままメールを配信したという。

 メールサービスは「メールけいしちょう」と題され、アドレスを登録すれば誰でも不審者情報や犯罪の発生情報、防犯情報などを受信できる。サービスの登録アドレス数は24万3522件。

 同庁犯罪抑止対策本部は「心からおわび申し上げます。再発防止に努めます」としている。【黒川晋史】

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