そして４島の経済活動については、平和条約締結に向けた一環として行うという認識を共有しています。つまり４島の帰属を解決して、平和条約を結ぶ道筋の中に共同経済活動があります。

　だって今まで４島で仕事ができましたか？　いわば旅行者としてロシアのビザをとらないといけませんでしたね。それがそうではない、立場を損ねないかたちで初めて向こうに日本人が行ってロシア人と仕事ができるようになるんですよ。これは、決定的な違いだと私は思いますね」

　－－中国海軍が南シナ海で空母の訓練を行った。海洋進出を活発化している中国に対してどう関係を構築していくのか

　「今年は日中国交正常化４５周年、そして来年は日中友好条約締結４０周年になります。今年、来年、日中関係をさらに改善していくことにおいては、昨年ペルーで習近平国家主席と短時間立ち話をした際に確認したことであります。これは中国にとっても経済を発展させていく上において、日中関係が良好な状況ではないことを認識しているからだろうと思います。

　しかし、一方で東シナ海、南シナ海における行動、これは日本だけではなくて、東南アジア、東南アジアだけではなく世界が懸念をしているといってもよいでしょう。

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