2017年01月11日

2016年11月06日 キャリアXperiaと海外SIMロックフリーXperiaの差異 part1

Xperia XZ F8331/SIMロックフリーを購入してから2か月が経過した。Nexusを除いて初めて購入したAndroid海外SIMロックフリー端末だが、キャリアXperiaと比較しても満足度はとても高い。今まではキャリア・Androidスマートフォンを購入していたが、その理由はおサイフケータイとワンセグが搭載されていたから・・・ただそれだけだが、iPhone・モバイルSuica対応によりその縛りもなくなってきた。

ただいま使用中のau Android nanoSIMはVoLTE非対応なので、今年の10月ごろ2年契約満了に伴い、auから最後のキャリアAndroidスマートフォンを購入、VoLTE非対応→VoLTE対応nanoSIMに切り替えする予定だが、それが完了すれば今後おそらくキャリアからはAndroidスマートフォンを購入することはあるまい。

もちろん自分のように海外SIMロックフリー端末に惹かれて、キャリアの手厚いサポートが不要だと考える人間はごくごく少数なのは充分理解しているが、海外SIMロックフリー端末はキャリアAndroidにはない魅力に満ち溢れているのもこれまた事実である。以下、随感随筆でその長所・短所を書き記していきたい。まずは長所から・・・・

【長所】
■一括購入価格がキャリアXperia XZよりも低価格だった。
■当たり前だが、キャリア・格安スマホのSIMの入れ替えが可能。
■SIMカード無し・無線LANのみ運用でも無問題である。
■ソニーAndroidスマホは思ったよりもプリインアプリが少なかった。
■設定完了後には怒濤の通知連絡が届くかと思ったら少なかった。
■iOSとまではいかないが、Android OSのアップデートが早く届く。
■まだ2回アップデートしただけだが、OSアップデート障害が無い。
■おそらくキャリアXpeira XZよりも電池持ちがいいはずである。
■キャリアAndroidソニーアプリは同様に海外F8331でも動作する。
■つまりソニーサービスはほぼ同じなので、国内版との差はない。
■ワンセグ非搭載でもソニーnasneを活用すれば、テレビは視聴可能。
■初期化直後、Android,docomo,SONYのアップデート連打攻撃がない。
■Nexus5Xと同様に素のAndroid OSの良さをXperia XZには感じる。

【短所】
■技適マークがない。
■キャリアショップの手厚いサポートを受けることができない。
■万が一、ハードウェアトラブルが発生したときの対応が大変。
■おサイフケータイ非搭載だが、早晩解消されるような気がする。
■なぜかアンテナ(4G/LTE)が常に4本立つことはない。

【要改善】
■キャリアVoLTE対応
■Apple Watch2とまではいかなくとも、もう少しまともなAndroid Wearを望む。
■Apple AirPods同等の製品をSONYは発売して欲しかった。
■Sony Xperia Z4 Tabletの後継機種を発売して欲しいが、ダメっぽい。

20161219_Xperia_XZ_1

自分はNexus/Pixelなどのグーグル純正端末をベストAndroidと捉えているので、Xperia XZ F8331には試し購入の意味合いもあったのだが、いざ実際に使ってみると、Nexus5Xに負けず劣らず、素のAndroid OSの素晴らしさをXperia XZ F8331には感じた。

当たり前といえば当たり前だが、いろんなSIMカードを装着できて、なおかつ必要最低限度のプリインストールアプリの醍醐味を一度でも味わうと、キャリアXperiaがいかに重い枷(かせ)で縛られているのかがよく分かる。

自分はAndroid端末の初期化が大好きで、そろそろかな?と思うとすぐに端末リセット→初期化をしてしまうのだが、キャリアXperia初期化直後のGoogle純正アプリ、ドコモ&ソニープリインアプリの怒濤のアップデート攻撃には毎度の事ながら辟易してしまう。

なんて空虚な、無駄な時間を過ごしているんだろう?と悲しい気持ちになってしまい、これ、もう少しなんとかならないかな?隠しコマンドで誰かキャリアプリインアプリ一括削除機能を見つけてくれたら万々歳なんだけれど・・・・といつも思っているが、その点、F8331は実に気楽だ。徹底的に贅肉をそぎ落としたNexus5Xとまではいかなくても、F8331はキャリアXperiaのように重装備ではなく、許容範囲内だから。

それが最も端的に表現されるのが、おそらくバッテリー持ちだろうと思っている。というのも価格コム掲示板"Xperia XZ SO-01J docomo"を読んでいると、個体差はあろうが、一部Xperia XZのバッテリー持ちが悪いという意見が散見されるのだ。

au Xperia Z3 SOL26とXperia XZ F8331の2台を所有しているので、Z3とXZの差異はよく分かっているつもりだが、同じ使い方をしたらまず1日は持たないZ3と楽勝で一日は持つXZという認識でいる。つまりXZ>>>Z3なのだが、以下の書き込みを読んでいると、何だかなぁ・・・・XZってかなりバッテリー持ちがいいはずなのになんで???

■がっかり感2016/12/08 15:16

はじめて書き込みいたします。XPERIA Z2から機種変更したのですがバッテリーの持ちも良くなく、画面もよく固まります。2年経過しても進化はこの程度なのでしょうか? 皆さんの使用感をお聞きしたいのですが?

■Z3をお使いの方はそのまま使うことをお勧めします

バッテリーのモチについてクチコミにもありましたが、一部で弱い個体があるようです。まさにそれに当たってしまいました。

100%充電で60時間以上の待ち受け時間となるのが普通らしいのですが、私の個体は100%で24時間です。他にもこのようなことが起こっているらしく、店頭に相談にいっても「そんなもんです。」と言われるそうです。

実際の使用時間もZ3は一日使用して寝る前に50%以上ありましたが、XZでは20%を切ります。外での充電手段がないと怖くてカメラなど使えない感じです。

単なる憶測じゃん?と言われればそれまでだが、キャリアXperia XZの場合、プリインアプリがバッテリー持ちに及ぼす影響って結構大きいはずなのだ。数値化しにくいために断定はできないが、価格コム掲示板をざっと読み流すとどうしてもそういう印象を抱いてしまう。

さて、熱烈なソニーファンというわけでもないのでF8331で4台目のXperiaだが、上記で書いた通り、F8331の短所は大きく二つに集約される。技適マーク非搭載とハードウェアトラブル発生時にはどうするのか?ということだが、ハードウェアトラブルが発生したら、それはそれで勉強代?授業料かな?と思っていた。

ダメもとで国内ソニーショップに持ち込んでみるか、断られたら英国まで送るのもいいし・・・とりあえずやるだけのことはやってみてダメだったら諦める・・・・というスタンスだ。なので現時点ではハードウェアトラブルが皆無なのはもっけの幸いだが、よくよく考えていたら、一石二鳥ではないけれど、F8331の短所を大きく改善する方法が一つだけあることに気がついた。

そう、国内ソニーオンラインショップでSIMロックフリーXperiaを発売すればいいだけなのだ。そうすれば技適マーク搭載&国内修理万全となるわけだし、冒頭の長所をもう一度読んでいただければお分かりの通り、ハードウェアトラブルさえなければ、いろんな意味でXZ F8331>>キャリアXZなのだ。

iPhone7のモバイルSuica対応により、今年後半から来年にかけて国内で販売される中韓台のAndroidスマートフォンも、モバイルSuica対応となる可能性は極めて高い。となるともし仮に国内ソニーオンラインショップで販売されれば・・・・の話だが、SIMロックフリーXperiaも標準でモバイルSuica対応となるわけだ。

いや、オレ、ドコモアプリ好きだし・・・ってよほどの酔狂な人でなければ、"Xperia XZ SO-01J docomo"を選ぶ必要性はあるまい。もちろんキャリアショップによる手厚いサポートを希望する人は別だが、ライブドア・スマホガジェット・カテを覗きに来るようなスマホ好きの人ならば、海外SIMロックフリーXperiaの醍醐味をぜひとも楽しんで欲しいと思う。

2016年12月20日 Xperia XZ F8331にAndroid 7.0 Nougatをインストールしてみた


Lancer2000lancer2000 at 20:58│コメント(0)トラックバック(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

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