【ソウル米村耕一】韓国釜山市の日本総領事館前に設置された慰安婦問題を象徴する少女像周辺に掲示された横断幕を破損したとして、釜山東部警察署は11日、付近に住む40代の会社員男性の身柄を拘束した。男性は「少女像を設置しようとする市民団体のせいで自宅周辺が騒がしくなり、道路も渋滞した」と不満を持った理由を説明しているという。聯合ニュースが伝えた。
聯合ニュースによると、少女像付近には一昨年末の慰安婦問題に関する日韓合意の撤回や、日本政府に謝罪を求める横断幕が8枚ほど掲げられており、そのうち4枚が切り裂かれているのが6日朝に見つかっていた。警察が道路などに設置された監視カメラを分析した結果、この会社員が浮上したという。