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TOSSランドNo: 3400026 更新:2012年12月09日

くつ隠しとその対応


相談室

12.くつ隠しとその対応

Q.問題行動への対応をどうしたらよいだろうか(B先生)

【概要】
 現在6年生。5年生のときからの持ち上がりのクラスである。5年生の時Oくんの靴がかくされることが頻繁にある。
 Oくん・・・運動が得意なやんちゃ坊主。野球,サッカーとスポーツ全般で活躍する。冗談を言うこともある根はいいやつなのだが,言動が乱暴なことがあり,一部の児童にはこわいと感じられていることもある。
 5年時は,靴がかくされてそのまま見つからなかったこともあったそうだ。6年になってからは,1,2学期に3回ほどあったが,探せば見つかる場所にかくされていた。また,靴だけでなく,机においておいた紅白帽子や筆箱が教室の隅に隠されていることもあった。
 1学期,同時期にOくん以外にも隣のクラスの男の子の靴がいたずらされたことが続いたため,学年集会を開き,学年主任が学年の児童に話しした。また,学級でもOくんの靴がかくされたいたことを告げ,人の嫌がることを絶対に行わないよう指導した。

【最近の出来事】
 2学期後半から,そのようなことがなかったが,最近になってまた連続して起こった。私と学年主任が出張のため,普段より早く帰りの会を終わらせ帰らせた後,Oくんの靴の片方が下駄箱から出され,外に隠されていた。Oくんの靴はすぐに見つかった。しかし,同時に学級のPくんの自転車の鍵(本校は自転車通学がある)がなくなり,児童数人と他学年の先生で探し,結局見つからなかった。
 翌日,その話を聞き,朝の時間にPくん他数人に事情を聞いた。その後,まもなく,教室のロッカーの上に鍵が置いてあるのを学級の一人が発見する。おそらく,昨日も教室も探したので,だれかが置いたようである。
 今週,月曜日の帰りにもOくんの靴が下駄箱から出され,外に置かれていた。すぐ見つかる場所にあったようで,翌日に報告してくれた。
 そして,昨日,帰りの会の後,私は部活指導で校庭にいたとき,他学年の先生が下駄箱の外に,Oくんの靴が置かれているのを見つけ,私を呼んでくれた。Oくんはまだ教室に残っていたので,彼に余計な心配をかけないようそのまま下駄箱にいれておいた。そのとき,まだ下校していたのが数人だったため,帰っている児童はチェックしたが,誰がやったのかは確信できない。その時間帯は他の学級は帰りの会を行っていたので,おそらく,私のクラスの児童であるのではと考えている。
 昨日は,他の児童が友達を傷つけてしまう事件があり,学級全体に「人を傷つけることはしてはいけない」と厳しく指導した後だっただけに,非常に残念だった。

【これから考えている指導】
①昨日のことは担任以外は知らないことなので,黙っている。
②金曜,月曜とOくんの靴や,Pくんの鍵が隠されたことを指摘しもう一度指導する。
 今までに,さんざん学級には話してきただけに,①の対応を行おうと考えている。卒業をまもなく,控えているだけに,これからまた起きないように,学級の雰囲気をよくするなどしていくしかないのかと考えている。しかし,もし,学級にこのようなことを繰り返している子どもがいるとしたら,その子を救ってやりたいと思う。気軽にやっていることなのか,それとも何か重たいものを背負っているのかと考えると非常につらい。

靴隠しと対応(その1) (A先生)
Fri, 13 Feb 2004 11:25:29 +0900 (JST)

 私が体験した「靴隠し事件と対応」について述べます。参考にしてくだされば幸いです。
 ある年の年度はじめのことです。靴隠しがありました。
 一学年4クラスあります。児童数は約160名です。靴かくしは、私の担任クラスではありませんでした。しかし、そこは大規模校のよさです。学年で指導しましょうということになりました。
 児童160名を一つの教室に集めて、担任教師4名が1人ずつ話をするという形を取ることになりました。私は3番目に話をしました。
 まず、一人目の先生が話されました。この時、私は子どもたちを見ていました。そして、あることを発見しました。それは、次のようなことです。

靴隠しと対応(その2)
Fri, 13 Feb 2004 11:34:25 +0900 (JST)

 一人目の先生が、160名の子どもたちを前に話されています。私は、子どもたちの表情などから、きちんと話が入っていっているか注意して見ていました。
 その先生が次のようなことを言われました。
「靴隠しはいけないことだと思う人(は手を挙げてください)」(ここは記憶が曖昧ですが)
 子どもたちの手がざっと挙がりました。私は子どもたちを見ていて、あることに気づきました。それは・・・最後列にいた女子3名が手を挙げていないのです。
 話をされている先生は、気づいていません。(気づいていないように思えました)
「はい、おろしなさい」
 そして、そのまま話を続けられました。
 次に、二人目の先生が登場して、話をされました。どんな話をされたのか覚えていません。私は、さきほどの女子3名を見ながら、自分の話の組み立てを頭の中でしていました。

靴隠しと対応(その3)
Fri, 13 Feb 2004 11:49:35 +0900 (JST)

 二人目の先生のお話が終わりました。
「では、A先生・・・」
 うながされて、私はゆっくりと、そして「笑顔」で子どもたちの前に立ちました。
「笑顔」は半分演技で、半分本当におかしかったのです。それは、これから起きることの予測がある程度できていたからです。
 子どもたちの前に立ってから、ゆっくりと全体を見回しました。そして、言いました。
「さっきね。〇〇先生が、『靴隠しはいけないと思う人』って聞いたでしょ。で、みんな手を挙げたよね」
 うんうんとうなずく子を見つけました。そして、その子に向かって言います。
「でもね。この中に、手を挙げなかった人が3人いるんだよ」
 うなずいていた子どもは、「えっ!?」という表情。
「先生。さっき横から見てたもん!」
 そして、うなずいていた子に向かって言いました。
「誰が手を挙げなかったか知りたいでしょ」「ねえ、知りたいでしょ」数名の子どもが頷きました。
「手を挙げないっていうことは、靴隠しはいいことだと思ってるんだ!!」
と、いじわるく、しかし、笑顔で全体に向かって言う。
「先生、誰が手を挙げなかったか知ってるんだ。3人だ!」
と言いながら、全体を見回す。この時、手を挙げなかった女子3名にちらちらと目を合わせる。既に女子3名は顔面蒼白。「知りたい人」と全体に挙手を促しました。(これは半分くらいの子どもが挙手をしたと思います)
「どうしようかな~~~」
とニコニコして言いました。

靴隠しと対応(その4)
Fri, 13 Feb 2004 11:59:30 +0900 (JST)

 既に女子3名は顔面蒼白。 「知りたい人」と全体に挙手を促しました。 (これは半分くらいの子どもが挙手をしたと思います)
「どうしようかな~~~」
とニコニコして言いました。

「いいんだよ。手を挙げなくても。でもね。勝てると思ってるのかなあ?当然、ここにいる4人の先生は靴隠しはいけないと思ってる。そして、ほとんどのみんなも同じでしょ。で、職員室に40名の先生方がいる。当然、靴隠しはいけないって思ってる。ここまでで、だいたい200人が先生たちの味方だ。で、先生方の味方はまだいる。
 もしも、また靴隠しが起きたら、家の人に連絡をしようと思ってる。たぶん、家の人は先生方の味方でしょ。すると、500人が先生方の味方だよ。で・・・500対3・・・勝てるかね~?3人で500人に・・・・・・どう思う?勝てないんじゃない?」
 そして、真面目な顔をして言います。
「靴隠しはいけないと思う人は手を挙げなさい」
 全員が手を挙げます。さらに言います。
「周りを見て、手を挙げていない人はいないか確認しなさい」

靴隠しと対応(その5)
Fri, 13 Feb 2004 12:03:38 +0900 (JST)

 そして、真面目な顔をして言います。
「靴隠しはいけないと思う人は手を挙げなさい」 全員が手を挙げます。 さらに言います。
「周りを見て、手を挙げていない人はいないか確認しなさい」

 さっきは手を挙げなかった女子3名も手を挙げています。
「手の挙げ方が中途半端になっている人がいる。ひじが曲がっているのは、もしかして、靴かくしがいいと少し思っている人かもしれない」
 すると、肘が伸びました。

靴隠しと対応(その6)
Fri, 13 Feb 2004 12:11:10 +0900 (JST)

 ここから本題です。
「先生。靴隠しをする人とは、お友達になりたくない」
と先に教師の考えを知らせます。
 そして、個別に聞きます。
「〇〇君はどう?靴隠しをする人と友達でいたい?」
 頭を振ります。
「声に出して言ってみて」
「友達になりたくないです」
「そう。先生と同じだね」
 答えの基本形を子どもは言います。そこで、他の子にも聞きます。
「〇〇さんはどうですか?」
「友達になりたくないです」
 これを数名続けます。中には、基本形から少し外れた答えを言ういう子どもがいます。
「ひきょうだと思います」
 こんなときは、そうだねと言ってから、必ず基本形を言わせます。
「そうだね。で、〇〇さんは友達になりたい?」
「友達になりたくないです」
 つまり、靴隠しをする人=友達になりたくない、という基本形を押さえるのです。

靴隠しと対応(その7)
Fri, 13 Feb 2004 12:23:48 +0900 (JST)

「友達になりたくないです」
 つまり、靴隠しをする人=友達になりたくない、という基本形を押さえるのです。
 そして、再度、挙手を求めます。
「靴隠しをするような人とは友達になりたくない、という人は手を挙げなさい」
 全員挙手します。
「周りを見てみなさい。手を挙げていない人はいませんか?」
 そして、締めの言葉。
 「まあ、今日はこのへんでいいでしょう。でも、もし今度靴隠しがあったら、500人が総力を挙げて徹底してやりますからね。・・・・・・・・・・たいへんなことになりますよ・・・・・(笑顔)」

靴隠しと対応(その8)
Fri, 13 Feb 2004 12:32:16 +0900 (JST)

 以上です。だいぶん以前の話なので、思い出しながら書きました。
 この指導以来、靴隠しは起こりませんでした。勿論、起こらなくなった原因は不明ですが。
 「基本形を押さえる」というのは、書きながら思いつきました。勿論、意識せずに実践していたのですが。授業と同じですね。
 生活指導を子どもにする場合、まわりの子どもをまきこんで、まわりの子どもを味方につけて、と言います。これは、授業でも同じですね。
 全員の子どもが算数ができるようにという意識とその技術、全員の子どもが靴隠しをしないようにという意識とその技術は同じといっていいのかな?よくわかりませんが。

ありがとうございました! (得居不二三先生)
Fri, 13 Feb 2004 15:32:27 +0900

 Aさんの、靴隠しの指導、すごいですね。特に、500対3というのが素晴らしいです。これって、やった子供たちに対するすごい圧力ですよね!
 大変、勉強になりました。ありがとうございました

靴隠しと対応
Fri, 13 Feb 2004 15:45:50 +0900

 根本正雄です。
 靴隠しと対応についてのご指導有難うございました。
 穏やかに余裕を持って、しかし当事者には厳しい対応は見事です。
 「先生は見逃しません」という毅然とした姿勢と具体的な指導技術を活用することによって、効果的な指導がなされました。

すごいです(宮本正徳先生)
Fri, 13 Feb 2004 23:29:38 +0900

 先生の「靴隠しと対応」のメールを拝見しました。
 160名もいる中で,挙手をしていない子を見つけられるなんてすごいです。
 挙手している間は,10秒もないと思います。
 その中で,挙手していない子を見つけられる先生の力量に驚きました。

 また,子どもに対する追い込み方がすごいです。
 「友達になりたくないです」 という言葉は,子どもにとってすごく響く言葉だと思います。
 それをたくさんの人に言われると,嫌だと思います。
 そして,「500対3」という人数の差は,絶対勝てないと子どもでもわかります。

 たぶん,これからの教師生活で必ずあると思います。
 とても勉強になりました。

靴隠しと対応 (B先生)
Sat, 14 Feb 2004 21:42:49 +0900

 A先生の対応を読ませていただき,その文章から先生の毅然とした態度と,子どもたちの変容が伝わりました。

 こうやって先生方の話を伺えることが大きな学びになっています。

 例会後,学級の子どもたちに得居先生からご指導いただいた,「やった子の気持ちを考えさせる」ことを実践しました。

 まず,友達や仲間に,嫌な思いをされたことをしたことがあるかをたずね,誰もが一度はそんな思いをしていることを確認しました。
 その後,「やった子はどんな気持ちでやったと思うか。」を聞きました。
 「遊び半分,ふざけてやっている」,「何か恨みを持っている」,「仕返ししようとしている」
という意見が出ました。

 その後,私が
 「もし,ふざけ半分でやっていたとしても,やられた相手は傷つく。」
 「仕返ししても,いい気分にはならない。仕返しは何の解決にもならない。何かあったら先生や友達や親に言いなさい。」
ということを話しました。

 最後に,卒業までに6年1組をどんなクラスにしたいかを文章に書かせました。
 それから2日たちましたが,靴隠しは続きませんでした。

靴隠しとその対応を読んで(中村雄司先生)

 さて,A先生の「靴隠しとその対応」を読んで向山洋一先生の「いじめの構造を破壊せよ」を思い出しました。

P12に
A 小さな差別を見のがさないでとりあげる。
B 差別を批判する時は,「お説教」ではなく,クラス全員を味方につけつつ行う。
C 批判はたたみかけるようにする。

とあり,どれもA先生の実践にあてはまると思いました。

 また,
>二人目の先生のお話が終わりました。
>「では、A先生・・・」
>うながされて、私はゆっくりと、そして「笑顔」で子どもたちの前に立ちました。
>「笑顔」は半分演技で、半分本当におかしかったのです。
>それは、これから起きることの予測がある程度できていたからです。

とこれから起きることの予測から本当におかしかったと思えたところがA先生らしいと思いました。

宮本先生。ありがとうございました。 (A先生)
Mon, 16 Feb 2004 16:08:30 +0900 (JST)

先生の「靴隠しと対応」のメールを拝見しました。
160名もいる中で,挙手をしていない子を見つけられるなんてすごいです。
挙手している間は,10秒もないと思います。
その中で,挙手していない子を見つけられる先生の力量に驚きました。

 結構、目立ちますよ。大勢いますから。(たぶん)

 同じようなことが、別件でもう一回ありました。
 やはり、他の先生のご指導ですが、 私が横から見ていたら、一人手を挙げていませんでした。
 そこで、すかさず大声で
「〇〇先生(お話されている先生)!手を挙げていない子が一人います!!」
と言いました。そして、私はその子を視界から外しました。 (その子が、かわいそうですからね)
 ご指導くださっている先生は、再度、挙手を求められました。 見ると、その子は手を挙げていました。

中村先生。ありがとうございました。(A先生)
Mon, 16 Feb 2004 16:22:29 +0900 (JST)

さて,A先生の「靴隠しとその対応」を読んで向山洋一先生の
「いじめの構造を破壊せよ」を思い出しました。

P12に
A 小さな差別を見のがさないでとりあげる。
B 差別を批判する時は,「お説教」ではなく,クラス全員を味方につけつつ行う。
C 批判はたたみかけるようにする。

とあり,どれもA先生の実践にあてはまると思いました。

 光栄です。
 ありがとうございます。

また,
>二人目の先生のお話が終わりました。
>「では、A先生・・・」
>うながされて、私はゆっくりと、そして「笑顔」で子どもたちの前に立ちました。
>「笑顔」は半分演技で、半分本当におかしかったのです。
>それは、これから起きることの予測がある程度できていたからです。
とこれから起きることの予測から本当におかしかった
と思えたところがA先生らしいと思いました。

どうもありがとうございました。

 こちらこそ。
 Aらしさが出ていますか?
 ちょっと嬉しいですよね。
 師匠に「Aらしさを出すこと」を課題としていただいていますから。

B先生。応援してます! (A先生)
Mon, 16 Feb 2004 17:33:26 +0900 (JST)

 レポート拝読させて頂きました。

 事件は起きて当たり前、です。
 起きない方がちょっと注意すべきだと思っています。
 大切なのは、どう対処するか。
 事件の対処によって子どもを育てるぞ、という教師の気概です。

例会後,学級の子どもたちに得居先生からご指導いただいた,
「やった子の気持ちを考えさせる」ことを実践しました。

最後に,卒業までに6年1組をどんなクラスにしたいかを文章に書かせました。
それから2日たちましたが,靴隠しは続きませんでした。

 ひとまずこれでいいと思います。

その時間帯は他の学級は帰りの会を行っていたので,おそらく,私のクラスの児童で
あるのではと考えている。

 私なら、「先生は、このクラスの人ではないと信じてるよ」ということを伝えるかなと思います。(嘘でもいいから)
 信じてるよ、と言葉に出す。
 心配されるより信じられる方がいいでしょ。

 でも、万が一ということで、話を続けます。

 「レポート2」に次のようにありました。
> 昨日は,他の児童が友達を傷つけてしまう事件があり,学級全体に「人を傷つける
>ことはしてはいけない」と厳しく指導した後だっただけに,非常に残念だった。

 これは素直に子どもたちに伝えると思います。
 あまりくどくならない程度に。
 「万が一、この中にやった人がいるとすれば、とっても残念だ。まあ、いないと思うけど」という感じ。

 さらに、「レポート3」にあった
>卒業をまもなく,控えているだけに,これからまた起きないように,学級の雰囲気を
>よくするなどしていくしかないのかと考えている。

 これは大事ですね。
 まずは、B先生自身が、思いつめないことです。

 卒業式まで〇〇日、始めてますか?
 私なら、「一つでも多くよい思い出をつくろうね」ということで、何か楽しいこと(イベントなど等)をするかな。
 あと一ヶ月ですよ。
 泣いても笑ってもね。

しかし,もし,学級にこのようなことを繰り返している子どもがいるとしたら,その
子を救ってやりたいと思う。気軽にやっていることなのか,それとも何か重たいもの
を背負っているのかと考えると非常につらい。

 これも先生の気持ちとして、子どもに伝えると思います。
「人生に一度しかない、小学校6年生のこの時期に、人様に言えないようなことを陰でこそこそしている人ってかわいそうだね。
 先生は、心配だよ、その人のこと。だいじょうぶかな~?って。
 誰も知らなくても、お天道様と本人だけはず~~~~~っと知っているんだから。
 絶対に、いつか後悔する時がくるよ。
 やるんじゃなかったってね。
 彼女と楽しいデートをしても楽しめない。
 友達と遊んでいても心から楽しめない。
 自分の夢をかなえても心の底から嬉しくない。
 どうしてかって?
 小学校6年生の時に、陰でこそこそ悪いことをしていたからね。
 やった本人は、絶対に忘れないからね、自分のしたことは。
 まあ、今なら間に合うかもって思ってるけど。
 もしも、また靴隠しがあったら、やった人を心の中でかわいそうだな~って思ってあげてくださいね。
 でもね。
 先生は、みんなと約束できることが一つだけあります。
 もしも、この中に、靴隠しをした人がいたとしても、先生は絶対に、その人のことを見捨てない!
 だって、B学級の子どもだからね。
 ここにいる全員、卒業してもB学級の子どもたちだ。
 どんなことがあっても、地球上の人間が一人残らず敵になっても、先生だけは絶対に見捨てないからね」

 嫌味っぽいかな?しかも、ちょっと最後が、くさいですねえ。ごめんなさい。

 いずれにしても、事件は起きるものだ、と考えましょう。
 B先生が暗い顔してたら、子どもたちは暗くなっちゃいますからね。
 たいへんでしょうけど。
 教室の子どもたちを愛せるのは、B先生だけです。

根本正雄
Tue, 17 Feb 2004 05:46:17 +0900

いずれにしても、事件は起きるものだ、と考えましょう。
B先生が暗い顔してたら、子どもたちは暗くなっちゃいますからね。
たいへんでしょうけど。
教室の子どもたちを愛せるのは、B先生だけです。

 事件は起きるものだと考えるとホッとします。
 A先生のような考え方で指導していけば、2度と事件は起こらなくなりますね。
 靴隠しをした子供も先生に認められ、受け入れられていることが伝わりますから。
 事件が起きたときに担任がどのように受け止め、どのように対応していけばよいのかがよく分かりました。
 有り難う御座いました。

A先生本当にありがとうございます(B先生)
Tue, 17 Feb 2004 20:44:49 +0900

 A先生の貴重な実践を教えていただき,本当にありがとうございました。
 A先生のメールを拝見して,先生の優しさが伝わってきました。

 自分は目の前の問題に困惑してしまい,子どもたちのせいにしようとしていました。
 自分が恥ずかしいです。

 サークルで先生方にご指導いただいたり,A先生からメールを頂き,自分がしっかりしなくてはと,思い直しました。

卒業式まで〇〇日、始めてますか?
私なら、「一つでも多くよい思い出をつくろうね」ということで、
何か楽しいこと(イベントなど等)をするかな。
あと一ヶ月ですよ。
泣いても笑ってもね。

 はい。始めています。
 実は先週まで今月学級の全員がそろわない状態でした。(インフルエンザや風邪などで)
 ようやく今週になって30人全員がそろっています。
 毎日,カウントダウンカレンダーを見ながら,「あと○日だね。みんなそろってうれしいな。」と話しています。
 学級でのイベントも,企画しています。
 5つほど子どもたちからやりたいことが上がり,現在企画を立てている真っ最中です。
 子どもたちが楽しく話し合っているのがとてもうれしいです。

「先生は、このクラスの人ではないと信じてるよ」

先生は、みんなと約束できることが一つだけあります。
もしも、この中に、靴隠しをした人がいたとしても、先生は絶対に、その人のことを見捨てない!
だって、B学級の子どもだからね。
ここにいる全員、卒業してもB学級の子どもたちだ。
どんなことがあっても、地球上の人間が一人残らず敵になっても、先生だけは絶対に見捨てないからね」

 情けない話ですが,
 この二つの考えが自分に抜けていました。A先生に指摘していただき,自分の学級の子どもたちを愛してやらないとと改めて感じました。

 今の30人と過ごせる日々もあとわずかです。
 私の「愛」が少しでも伝わればいいなと思い,楽しく過ごしています。

 ご指導本当にありがとうございました。


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