講談社編集次長逮捕 妻が3年前、区に相談「夫から暴力」
01/11 18:51
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講談社の敏腕編集者が逮捕された殺人事件。妻が、3年前にある「SOS」を発していた。
事件の2年前、本人のものとみられるツイッターに、「どうしようもなく煮詰まる瞬間が、子育てにはある。何かの歯車が狂うと悪魔にもなり得ただろう」と、子育ての苦悩をつづっていた男。
10日に逮捕された大手出版社、講談社の編集次長で、韓国籍の朴鐘顕(パク・チョンヒョン)容疑者(41)。
2016年8月、東京・文京区の自宅で、38歳の妻・佳菜子さんの首を絞め、殺害した疑いが持たれている朴容疑者。
その後の調べで、妻の佳菜子さんが、DV被害を相談していたことがわかった。
佳菜子さんは、「夫が子育てを手伝ってくれない」、「教育の価値観の違いからけんかになり、平手打ちをされた」と相談していた。
幼い4人の子どもがいた朴容疑者と、妻の佳菜子さん。
しかし、2人は、以前から子育てをめぐり、たびたびトラブルになっていた。
事件の3年前には、妻の佳菜子さんが、自ら東京・文京区の子育て支援センターに、「夫が子育てを手伝ってくれない」、「教育の価値観の違いからけんかになり、平手打ちをされた」などと悩みを打ち明けたという。
編集責任者を務めた漫画雑誌で、大ヒット作「進撃の巨人」の連載が始まるなど、編集者として着実にキャリアを重ねていた朴容疑者。
2012年、3人目の子どもが誕生した際には、2カ月間の育児休暇をとったという。
朴容疑者は、「育児休暇中、主婦の方々の方がずっと大変だと思いました。孤独だし、達成感ないし」、「自分はまだまだ甘いなと、思いしれたのも良かったです」と投稿。
子育てを体験し、その重みについてつづっていた。
一方、朴容疑者は、「忙しくて少しイライラしていた」、「妻の体調が思わしくなく、その心配と家事育児で、睡眠時間が少なくなっている」とつづっていた。
佳菜子さんとトラブルになり、暴力を振るったとされているのは、この書き込みがあった2013年のこと。
そして2014年、朴容疑者は、「子どもの虐待のニュースを見ると、はらわたが煮えくりかえる」、「でも、実は恐ろしいことに、その親の気持ちがわかる」などとつづっていた。
事件後に駆けつけた警察官に、「帰宅したら、後ろから刃物を持つ妻に声をかけられた」などと、佳菜子さんが自暴自棄になり、自殺したように説明していた朴容疑者。
警視庁は、佳菜子さんの首に絞められた痕があり、階段の途中に血痕があったことなどから、朴容疑者が事故を装い、階段から突き落とした可能性があるとみて調べている。