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I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

俳優の横浜流星さんのファンです

当ブログのご案内

 お越しいただきありがとうございます。特に有用な記事のないブログですが、暇つぶしにどうかお読みになって頂ければ幸いです。ブログタイトルの由来は、正確にはビートルズではなく矢野顕子さんの「SUPER FOLK SONG」冒頭より拝借しております。

 主な記事分類は、俳優、舞台、メンタルヘルス、その他カルチャーなど、カテゴリ分けを一応してありますので、ざっと見て頂ければと存じます。

 

・軽い自己紹介っぽいの

若手俳優応援スタンス(β) - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 若手俳優おたく。サブカル好き。元JKビジネス従事者のキャバ嬢。自称おクスリ系ネットライター。

 連絡先:plus14yapoos@gmail.com またはtwitter  (@13weekslater_ep)  までお気軽にどぞ。

 スターなどから飛んできてくださった方へ:既読くらいの気持ちでよく星をいろんな記事につけているので、深い意味はありません(良い意味で)。いつも面白く読ませて頂いております。

 

めりにゃんのお薬処方箋 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

  プロフィールのようなもの

 

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若手俳優 - カテゴリー記事一覧 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

戦隊 - カテゴリー記事一覧 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

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小説 - カテゴリー記事一覧 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

映画- カテゴリー記事一覧 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

雑記 カテゴリーの記事一覧 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 

<対談シリーズ>

俳優おたく対談企画 vol.1 「2.5次元の対角上の、推しとその先」 前編 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

俳優おたく対談企画 vol.1 「2.5次元の対角上の、推しとその先」 後編 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

俳優おたく対談企画 vol.2 「アイドルステージの話と、推しを好きということ」前編 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

俳優おたく対談企画 vol.2 「アイドルステージの話と、推しを好きということ」後編 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

俳優おたく対談企画 vol.3 「究極の自己満足と、貢ぎの話」 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 

ふちりんさん(@fuchirin)と、ガチ恋について対談をする<前編> - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

ふちりんさん(@fuchirin)と、ガチ恋について対談をする<中編> - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

ふちりんさん(@fuchirin)と、ガチ恋について対談をする<後編> - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 

卒論のためにジャニオタの友人にインタビューされてきた。<前編> - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

卒論のためにジャニオタの友人にインタビューされてきた。<後編> - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 

<呼んでいただきました>

boomerang.hateblo.jp

 

<通院日記シリーズ>

めりにゃんの通院日記 1日め - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 16/07/03~16/07/05 引き出しの中のマイスリー

めりにゃんの通院日記 2日め - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 16/07/05~16/07/08 レンドルミンへの失望編

めりにゃんの通院日記 3日め - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 16/07/08~16/07/19 不眠と過眠とデパス

めりにゃんの通院日記 4日目 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 16/07/20~16/08/02 レキソタンベゲタミン

めりにゃんの通院日記 5日目 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 16/08/02~16/08/04 ハルシオンとヤブ医者編

めりにゃんの通院日記 6日目 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 16/08/04~16/08/16 アモバンで健忘体験編

めりにゃんの通院日記 7日目 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 16/08/16~16/08/25 採血未遂と薬箱とベルソムラ編

めりにゃんの通院日記 8日目 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

す 16/08/25~16/08/30 やさしい精神医学編

めりにゃんの通院日記 9日目 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 16/08/31~16/09/13 リフレックスとの死闘編

めりにゃんの通院日記 10日目 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 16/09/14~16/09/27 夢劇場と悪魔のヒルナミン

めりにゃんの通院日記 11日目 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 16/09/28~16/10/13 リーガルドラッグ編

めりにゃんの通院日記 12日目 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 16/10/14~16/10/19 このヤブ医者がすごい!2016

めりにゃんの通院日記 13日目 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 16/10/19〜16/11/02 トイレで爆睡編

めりにゃんの通院日記 14日目 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

  16/11/03~16/11/10 胃薬とヤブ内科突撃編

めりにゃんの通院日記 15日目 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 16/11/11~16/11/15 好きな作家は中島らも

めりにゃんの通院日記 16日目 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 16/11/15~16/11/21 リアル刑事ダンス騒動 前編

めりにゃんの通院日記 17日目 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 16/11/21~16/11/25 リアル刑事ダンス騒動 後編

めりにゃんの通院日記 18日目 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 16/11/26~16/11/29 レンドルミン復活編

めりにゃんの通院日記 19日目 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 16/11/29~16/12/09 私という病編

 

<他記事もろもろ>

舌咽神経痛で倒れました。 - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 リスパダールの副作用でジスキネジアを起こした話

精神病棟とはいったいどのようなところなのか - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

南条あやちゃん関連の2016年現在で閲覧可能なログまとめ - I READ THE NEWS TODAY, OH BOY

 

<増田寄稿>

町厨について考えるためのちょっとした用語集 編集参加

戦隊俳優の追っかけをしたら特撮が嫌いになった プチ炎上した思い出

 

 

2016年を振り返ろう

rhry678.hatenadiary.jp

 

 1年の振り返り、していませんでした。年末年始はばたばたしていたもので(仕事で)。バトン形式だと、答えていけばいいから便利ですね。お借りしました。2016年の1年を振り返りたいと思います。

01.2016年行った公演を出来る限り列挙してください。

1月→る・ひまわり 年越しRUN舞で☆るンバ、晦日明治座納め・る祭、ミュージカル神様はじめまして2016、舞台シャトナーofワンダー #3 ロボ・ロボ、コミックジャック -RETURN-2016

2月→方南ぐみ企画公演 舞台 片想い、ハンサム落語第七幕、ミュージカル SHOW BY ROCK!!、僕のリヴァ・る

3月→手裏剣戦隊ニンニンジャー素顔の戦士公演、ミュージカル Dance with Devils

4月→舞台 トラベルモード

5月→舞台 闇狩人(計13回)

6月→舞台 闇狩人(計3回)、音楽劇 コインロッカーベイビーズ

7月→劇団鹿殺し 名無しの侍、K -Lost Small World-

8月→舞台 喜びの歌

9月→舞台 瞑るおおかみ黒き鴨(計2回)

10月→舞台 光の光の光の愛の光の、舞台 幽霊

 11月と12月は借金返済のために(笑)せっせこ働いてたおかげで全然観劇できなかった…。推しの映像仕事がすごく多い年だったので、あまり舞台観ていませんね。

02.思い出に残っている公演は?

 書き出したらけっこう全部思い出に残ってたので列挙していこうと思います。

 年越しのるひまコンは年越しの瞬間が結構グダグダだったのが印象深い。つついづつが出てきて沸いたのに歌わなかった(笑)る祭は旅行に合わせて大阪までちゃっかり遠征しちゃったのも懐かしい。神ミュは正直つまんなかった。推しがゲスト出演だったんだけど推しが出てくるまでの間と推しがはけた後は本当にヒマだった。バカでかいお花を出したら原作者と同じサイズで気まずかった。ロボロボは面白かったけど、人選ぶだろうなあと思いました。コミックジャックは普通に面白くてなんで埋まってないのか不思議だった!!スランダ様好きよ(笑)当日券で観に行ったら前後と左側を3rdキャスとねずみキャスに挟まれて、しかもわたしの前にいたキャスがわたしの後ろにいたキャスとわたしを挟んで会話し始めて、すごく気まずかった。全員誰だかわかんなかったけど。

 片想いは、毒もなく結構いいお芝居だったなあと思う。ハンサム落語で前山剛久のかっこよさに気づく。(大丈夫!興味はない)SB69は単純にギャグパートがやや面白かった。リヴァるはすごく魂を揺さぶられる。やっぱり安西くんだなぁ…。

 ニンニンジャーの素顔公演は、眠くなってしまったことにより自分がいかに現役時代トッキュウが好きだったかというのを思い知らされる…。これを150回見た友達、すげえよ。ダンデビは純粋に楽しかった!再演も行きたかったのに仕事の影響で寝てて行けなかったのが残念。

 トラベルモードはお腹かかえて大笑いしてしまったのを覚えています。

 闇狩人。これはね、衝撃のベッドシーンで幕を開けたので初日の記憶があんまりないんですけど、何回も見るにはちょっと厳しい作品だったかなと思っています。いつも寝てたもん。エンタメとして観に行ってるんだから面白いもの作ってほしいなぁと思いました。同じ演出のひとが今度の里見八犬伝やるんですけど、友達に「そんなに期待しないほうがいいよ」って触れ回ってる(笑)

 コインロッカーベイビーズはすごく面白かった!時間が経つのがあっという間すぎて怖かった!あたしワニの国の使者よ♫ 橋本くんの顔好きなんだけどさらに好きになった。やっぱすごいよ。後列でも楽しかったもん。面白い舞台って後列でも楽しいんだよ。ということに気付かされたコイベビ。

 名無しの侍はけっこう心にくる舞台だった。玉城ファンのひとはつらいんじゃないかと勝手に心配(笑)鹿殺し好きなんですけどやっぱり重いのぶつけてきますね。これも好み分かれると思った。友達は全然刺さらなかったって言ってたし。 ロスモワ!これはなかなかの衝撃を受けた。伏見猿比古のことが好きになった(笑)←一時期笑えなかった

 喜びの歌はとんでもない鬱舞台でしたね。タイトルだけ見て音楽劇系かなと思ったら、クリムゾンで始まるし安西くんがまた重い役やってるしスズカツは相変わらずすげえなあと思った。

 つむかもは計2回見てしまいましたね。初日に自分で見に行きたくて行ったのと、急遽アフタートークゲストに推しが発表されたのであわててチケット抑えたの。初日に体内の水分全部抜けるくらい泣いてしまって大変だった。もののふ白き虎のような「1幕明るくて2幕ズドーン」を期待していたので1幕が終わった時点ではこれ大丈夫か?と思ってしまったけど、2幕で見事にどんでん返しをくらった…。斎藤一が「死にたかった」と口にして、それでもなお貞吉と接していたことに驚きを隠せなかった。たぶんもののふを観ている人と観ていない人では全く泣きポイントの違う舞台だと思うんだけど、それにしても泣けた。終演後に場内を見てもけろっとしている人と号泣している人に分かれていてすごく対照的だった思い出。すごく個人的には、2015年のもののふ白き虎でガラガラだった場内を思い出して、その舞台が続編やることになるなんてなあと感慨深くてカーテンコールで泣いてしまいました。

 光の光の光の愛の光の。これはすごく泣いた。前にブログで感想書いたけどラストで本当に大泣きしてしまって大変だった。幽霊はなんか……暗い舞台だった。重い。鬱になる。安西くん、鬱舞台多い。

 

03.楽しかった公演は?

コミックジャック、トラベルモード、コインロッカーベイビーズ!

 

04.泣けた公演は?

瞑るおおかみ黒き鴨、光の光の光の愛の光の

 

05.もし楽しくなかった公演があったら教えて?

 闇狩人は、見すぎて楽しくなくなった…。1回くらいならいいと思う。あと神ミュはひどい。ニンニンジャーの素顔公演もキャスト好きな人じゃないと通うのは厳しいかなと思った。

 

06.一番印象に残った曲は?

 コインロッカーベイビーズのアネモネのワニの国の使者の歌、ダンデビの「四皇學園生徒会」、たーりーらったりーらー、あとは喜びの歌のBGMで使われてた「21世紀の精神異常者」

 

07.印象に残ったトークは?

 これ舞台縛りだと思ってたけどトークイベントとかも含めるのか…。でも今年はトークイベントやってないからなあ。接触が多かったです。

 あ、でもあった。トークじゃないけど、2月のもののふ白き虎のリリイベで和田琢磨さんが安西くんの楽屋に置いていた時計を勝手につけて登場してきたときはさすがに笑った。時計泥棒って言われてた。

 

08.行きたかったけど行けなかった公演はある?

 月刊根本宗子の「夢と希望の先」(橋本愛ちゃんとプー・ルイが出てて劇中歌が大森靖子)これはチケット取ってたけど寝過ごした。悔しい。すごい面白かったって評判なので。

 

09.行きたくなかったけど行った公演はある?

 闇狩人の中盤以降だな。

 

10.今年一番行った会場はどこ?

 ダントツ銀河劇場だと思います。その次にアイアって感じかな。

 

11.遠征はした?

 実は今年、本命での遠征は2回(闇狩人の北九州と大阪)しかしてないのだ!全国飛び回ってた2015年と比べるとえらい違いですが。

 北九州では焼きカレー食べて、大阪では串かつ食べた~。楽しかったです。

 

12.公演の前後にあったアクシデントなどがあったらどうぞ。

 闇狩人の北九州公演で、大韓航空機炎上事件の影響でキャストの入りが新幹線になってしまい心なしか場当たり不足だったこと。大阪公演がまさかの17時開演なのに当日入りで心なしか場当たり不足だったこと。お金払ってんだからちゃんと場当たりはしてーー!(涙)これはアクシデントじゃなくて過失(笑)

 これもアクシデントとは違うかもしれないけど、今年も相変わらず前日に告知されて動くことが多かった。スカッとジャパンの浴衣企画(前日の夜に浴衣着てお台場来いって言われる)、瞑るおおかみ黒き鴨のアフタートークゲスト(前日の昼に明日のマチネに出ますって言われる)、ヒルナンデス出演(死に物狂いで観覧行った)……。その度にアクシデントな気分ですよ。もう。バタバタだもん。告知は事前にお願いします。

 

13.妄想マンセー!今年は彼らと何回目が合った?

 推しとはよく目が合いました。というかイベントだと前列ばっか入ってるから嫌でも目が合う。そして微笑まれる。妄想マンセー

 

14.チケット代交通費etc・・・どのくらい使った?

 舞台に関してはそんなに使ってないと思う。闇狩人はほぼ定価で取った席だし、まあ交通費はかかるにしても、闇狩人トータルでかかった費用って30万くらいじゃないかな…。プレゼント代ばかにならないけど。これは考えたくない。遊びに行ってる舞台も、チケットいただいたり、安くしてもらったり、定価で入ったりなので。舞台では滅多に積まないです。

 どちらかといえば接触関連と映像のほうが大変だった。セブンティーン学園祭とか、オオカミ少女と黒王子とか…。徹夜でぴあ並んだりしてできるだけチケ代抑える努力はしてますけどそれにしても。カレンダーイベントで55万使っちゃったしなあ。今年1年で100万は絶対超えてるか。

 

15.今年最後の公演は?

 年末忙しかったので、10月が最後ですね…。ライブも含めたら11月の大森靖子ちゃんワンマン。るひまのカウントダウン東京でやってくれたら行ったのに!

 

16.来年は今年よりたくさん公演に行きたい?

 面白い舞台は積極的に見に行きたいです。お誘いをいただいたら関東圏内でしたら結構どこへでも行きますので。とりあえずダンガンロンパがあるので、お金の飛び方に関しては……合掌。

 

17.来年最初の公演はもう決まってる?

 新年初現場はGReeeeNのライブです!オープニングアクトで推し出るから、とりあえずそれを観に行ってくる。それからたぶん映画「キセキ-あの日のソビト-」の舞台挨拶があって、映画「天使のいる図書館」の完成披露試写会に推しが出るなら奈良県まで出かけて(遠い……)、ダンガンロンパが始まるまでのろのろ待ちたいと思います。

 

 今年もいい1年にするぞ!マイペースに楽しく。

わたしと音楽の話。<後編>

前編はこちら。

plus14.hateblo.jp

 

中編はこちら。

plus14.hateblo.jp

 

 さて、結局前中後編構成というばかみたいに長い記事になってしまいました、わたしの音楽趣味史。

 すでに前編は約1年前の記事なんだけど、冒頭で「推しくんに『博士の異常な愛情』をプレゼントしたい」っていう話をしていたのにわらった。この前久々に見返したんだけど、やっぱアレちょっと暗いよ。でももっと暗い映画を見てしまいました。是枝裕和監督の「誰も知らない」

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  YouTubeで400円でレンタルできたから引きこもりの人はぜひ観てほしい!兄弟がいかにも育児放棄しそうな母親に置き去りにされる話なんだけど、終始イライラし続けながらも見るのをやめるのができないという地獄のような映画だった。「かわいそう」という感想を持つ人が多いみたいだけど、わたしはどちらかといえば恐怖を覚えた。知識がないという恐怖、致命的な状況から抜け出す手段を持たないという恐怖。無知とは死に直結するし教育は生に直結する。

 登場人物が全員、無知だったり愚かだったり無計画だったりする。終始イライラする。この不快感どこかで味わったことがある気が……と思ったら、2012年に渋谷の小さな映画館で観た「先生を流産させる会」でした。

先生を流産させる会 [DVD]

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  かなりグロかった気が、する。でも当時15歳でこれを観たわたしは(なんで貴重なお小遣いを使おうと思ったんだろう。たぶん自暴自棄だったのだ)、女子生徒たちの「性」に対する強烈な嫌悪感にものすごく共鳴した。生理とか性行為とかキモチワルイしいつまでも綺麗な花畑、あるいは繭の中でぬくぬくと過ごしていたい、というような、さくらももこ氏がエッセイに「男子はゴリラなので、男子が万引きをしたりしても『そりゃゴリラだから万引きもするだろう』と思っていたし、ゴリラに媚びへつらう同級生女子が信じがたく、自分は深夜にいわさきちひろの画集を見てきれいで純粋ななにかに浸っていた」と書いていたような、そういう特有の状態が生々しくまったく遠慮なく表現されており、繭のなかにいたかった女子生徒たちに共鳴してしまったわたしは映画鑑賞後の不快感がすごかった。と同時に、強烈な共鳴により爽快さも生まれていた。不思議な相反だった。

 

 話がそれましたが。

 そういえばこの前(この記事を書いていたのは公開のすごく前です)、ヒカシューが軽く炎上してましたね。

nlab.itmedia.co.jp

 いやヒカシューじゃなくて水曜日のカンパネラが炎上してんのか…。わたしはヒカシューが好きです。いわゆるテクノポップ御三家とよばれる、ヒカシュー、プラスティックス、P-MODEL。ぜんぶ好きです。全部聴きます。ヒカシューは最近あんまり、というか活動の大半はテクノポップじゃないように思います。でもそれも好きです。


ヒカシュー/幼虫の危機

 これがいちばんかっこいい! ヒカシューというとクラフトワークの「The Model」のカバーとかも(たぶん)有名ですが、わたしは幼虫の危機がいちばん好きです。鈍いベースとか、シンセの歪み、とか、ぜんぶ好きです。

 なんかネットの論調をいろいろ見てたらヒカシューって誰だよおっさんバンドじゃんみたいになってたけど、わたし水曜日のカンパネラあんま好きじゃないし(ぜんぜん聴いてて楽しくなかった)、ヒカシューは基礎教養だろ!って思っちゃったし、でもこういう発想がいわゆるひとつの老害なのか!と気づいてしまった。水カンよりずっとずっとヒカシューのほうが好きだけどねわたしは。

 

 クラフトワークに話が及んだけど、わたしはこよなくクラフトワークが好きです。なんでクラフトワークを知ったのかはあんま覚えてないけど、YMOを聴いて、ライナーノーツとかあれこれ読んでいたら当然のようにクラフトワークの名前は出てくるから、最初に試しに聴いてみたのが確かやっぱり「The Model」だった。

 クラフトワークでは、1977年の「Trans-Europe-Express」がいちばん好きです。電車だからね……。トッキュウジャーのおたくになったのは偶然だけど。ペダステのおたくはTour de France Soundtracks聴けばいいと思う!聴いてるとなぜか落ち着くし、クラフトワークは切ない気持ちになる。

 カバーものだと、まあいろいろあるけど1981年の「Computer World」に収録されてる「Computer Love」を中野テルヲが再構築したものが好きすぎて、一時期朝から晩までずっと聴いてました。


Teruo Nakano (Kraftwerk) - Computerlove

 I need a ランデブーしたい/ランデブーしたくない!

 

 P-MODELも聴きます。

 なんで最初聴いたのかな~って思い返してみたら、ニコニコで電気グルーヴ関連の動画を漁ってたときに確か関連に平沢進御大の「世界タービン」のPVがでてきたんですよね。


Susumu Hirasawa ~ Sekai Turbine

 Pも核Pも全般的に聴くから、どれが特に好きとかはあんまないけど、強いて言うなら音楽産業廃棄物と舟が好きかなあ。去年買った平沢進御大のライブ物販のトートバッグが汎用性高くて、ずっと使ってた。

 

 そしてなぜか最近またYMOを聴き始めております。4枚目のアルバム(だっけ?)「BGM」がまじでサイコー! 全体的に重いアルバムだし、1曲目の「BALLET」2曲目の「MUSIC PLANS」がインパクト強すぎて頭ぶん殴られたみたいになる。好きすぎる!RAP PHENOMENAはクソ曲だけど。BGMは坂本教授をガン無視して制作されたという話が好きです。1000 KNIVESはどのバージョンも大好き!

 テクノっていうと最近とっつきやすいのはアーバンギャルドなのかな。一時期バンドっぽい音で活動してたけど(「さよならサブカルチャー」の頃とか)、最近またテクノポップしててなんか安心します。この前「フラッシュバックワンマン vol.3 少女の証明」っていう、その名の通りアルバム「少女の証明(2010)」の曲しかやらないっていうワンマンライブに行ったんですけど、なかなかサイコーだった。傷だらけのマリアもプリント・クラブも保健室で会った人なのもサイコーだよ!

 新譜の「昭和九十年」の中だと、ダウナー系っぽい雰囲気を漂わせてる「平成死亡遊戯」が好きです。


アーバンギャルド - 平成死亡遊戯 URBANGARDE - HEISEI SHIBOU YUGI

 間奏で「アイドルブームもう終わるじゃん」って言ってるのとか、さらっと地下鉄サリン事件酒鬼薔薇事件への言及がされてたりとか(「ビニール袋を傘でつついたら透明な存在になれるの」)。

 

 あとは一周まわってまたBILLIE IDLEとか聴いてます。NIGOがプロデュースに入ってるってだけでパンチ強いのに完全に突き抜けきった80年代しててなかなかに強烈です。曲は超いいです。


BILLIE IDLE® - "be-bop tu-tu"

 一番好きなのはファーストアルバムの最後に入ってる「idle fellas」。間奏で突然桃太郎の朗読がDJ風に挟まれたりする重めなトラック!あとはセカンドアルバムの「婚姻届は止まらない」とか。あんまりしょっちゅう新譜出してないみたいなのが唯一の不満です。(この記事を書いている途中に、3rdアルバムを出してくれました。嬉しい!)

 

 意外っぽいともそれっぽいとも言われるけど、神聖かまってちゃんも好きです。なんかデビューした当初、「つまんね」と「みんな死ね」ってタイトルのアルバムを出そうとしたら東日本大震災が起きちゃって日本コロムビアの社長にの子が死ぬほどキレられたみたいなエピソードがすごい好き。

 最近はなんかエレクトロ寄りになったっぽくて、忘れた頃に「ズッ友」がプチトレンドになっててびっくりした。「フロントメモリー」は超超超超名曲だと思います!天才だよ。

 ちなみに、バンもん!は一切聴きません。(なんか興味ないから)

 

 あとこの前相対性理論の武道館ワンマンライブ行ってきました。

https://www.instagram.com/p/BIKN_aLg0Za/

間に合ってしまいました…。

 用事が長引いて絶対遅刻するって思ったのに間に合っちゃったし15分押しだから全部見られたよ…。「シフォン主義」の頃から理論は聴いてるのでかれこれ理論リスナーはたぶん7年くらいになるんですが、昔はちっちゃい箱でのライブしかやらない、バンドメンバー誰も顔出さない、というスタイルだったので、平凡な感想だとわかりきってはいるものの、いやまさか武道館でやるようになるとは思いませんでした……。

 やっぱり真部曲は盛り上がるね。LOVEずっきゅんとか。地獄先生とか。わたしも好きですよ、真部曲。理論はどちらかというとまったりしたいときに聴くスタンスなので、ムーンライト銀河とかが好きなんですが。新アルバムの天声ジングルも一応全部流し聞きしてから行ったから、「弁天様はスピリチュア」とかやってくれて嬉しかったんだけど、意外だったのはほとんどインスト曲かなという耳触りでノーマークだったFLASHBACKが爆音で聴くとめちゃめちゃ良かったこと……。

 武道館ライブを見た限りでは、理論は昔の、それこそポスト・ポップロック(?)時代からプログレバンドに移行しようとしてるのかな、と感じました。途中の謎の宇宙との交信タイムとかね。あれは完全にプログレじゃないですか、もう。初期クラフトワークの世界だよ。ていうかちょっとノイズだよ。

 まあ、いろいろ変遷はあっても、理論はアルバム全部好きです。TOWN AGEも好きだし。帝都モダンがすごく好きです。スチャダラパーの人の言う通り、世界はやくしまるさんを中心にまわってるのかもしれないと武道館ライブで思ったよ。一万人弱の観客が、微動だにせずやくしまるさんの一挙手一投足を見守っている光景は異様だったし、理論のライブっていうよりもやくしまるえつこ教のミサって感じでしたね……。わたしはYMO病なのでどうしてもバンドの武道館ライブというとAFTER SERVICE的な、83年の解散ライブ的なのを思い出してしまうんですけど、理論の武道館アクトはどちらかといえばYMOに(あえて)例えるなら東京ドームの再生公演に近いのかなと思いました。往年の名曲を期待してやってきた5万人の観客の目の前でアンビエントを延々やるYMOの、あの感じです。ところどころ飽きないようにしてもらえて嬉しかったけど(ミス・パラレルワールドとか、ロングバージョンのキッズ・ノーリターンとか。痺れた!)、やっぱり新譜中心の姿勢はブレず。媚びず。プログレも20分やるし。そこは媚びないっていうのが、やくしまるえつこ教を感じました。良かったです。

 

 この流れで空気公団の話題出すのも変だけど、わたしは好きですよ。


空気公団×ビデオSALON Linear PCM Recorder ZOOM H4n & Olympus LS-7

 なんで流行んないのかわかんないなあ~……。これもまったり系だからまったりしたいときにおすすめっぽいです。ちょっとポップなのだと「僕らのひみつ」とかかな。

 空気公団は中学生高校生の頃にすごく聴いてました。癒し系の音楽をたぶん無意識下に求めてたんだと思う。知ったのは百合アニメ「青い花」のオープニングを担当してたところからです。百合が好きだから、青い花はすごく良いなぁと思いながら見てた。その後に「ゆるゆり」「桜Trick」なんかもあったけど、どちらかといえば繊細な心情表現の多いアニメの方が好きだから(「ヨスガノソラ」好きなのもそうだし)やっぱり青い花は外せないです。

 

 いつも私に手紙をくれる、親子ぐるみで仲良くしてくれている方がいるのですが、その娘ちゃんの方が手紙に「大森靖子が好き」って書いていて、ちょっと前途を心配した。だって「脱法ハーブ握手会風営法放射能」だよ?(笑)いろんな音楽を聴いて、立派なサブカル子ちゃんになってほしいと思います。(笑)

 ここまで計2万字くらい書いているんだけど、私にしては珍しく大森靖子のことに言及していなかった気がする。大森靖子ちゃんが大好きなんです。11月のZepp Tokyoのワンマンも行ってきました。

https://www.instagram.com/p/BM8lS46jnFG/

大森靖子 TOKYO BLACK HOLE TOUR

 最初に聞き始めたきっかけは高校2年生のときのバイト先で先輩が店内のBGMとしてかけていたこと。2014年春で、アルバムが「魔法が使えないなら死にたい」と「絶対少女」しか出てなかった頃ね。他の先輩からは「先輩ちゃん暗い!」と散々だったけど(そのバイト先ではPizzicato Fiveかけたりしてた)ふと流れていた「君と映画」が気になって、帰ってきてYouTubeで聞いたら好きになりました。

 その後に「洗脳」「TOKYO BLACK HOLE」とアルバムを出して、結婚して妊娠して出産しても色褪せることのない靖子ちゃんワールドに日々感嘆し続けています。靖子ちゃんは天才だと思う。何回も何回も言ってるから愛読者の方はその話飽きたよ―って感じかもしれませんが、「ミッドナイト清純異性交遊」を初めて遠征する夜行バスの中で聴いていたことがすごく印象に残っているんです。「アンダーグラウンドから君の指まで遠くはないのさ!」今でも聴くとややノスタルジーに浸り気味。

 

 さて、話が懐メロに戻りますが、わたしはユーミンが好きです。

 というのもね、この記事を途中まで書いて溜めている間にやや職業事情が変わりまして、いまカラオケが店内にあるキャバクラで働いているのですけど、おじさまに「何が歌えるの?」と聞かれたときに「あ、ユーミンとか好きっす」って言うとありえんくらいウケがいいんですな。小学生のときにお父さんにユーミンのベストアルバム「Neue Musik」を貸してもらって、中学生くらいまでは狂ったように聴いていた過去を持つので、しばらく聴いてなかったけど最近また聴くようになったのです。

 好きなのは「ダイアモンドダストが消えぬまに」、「DOWNTOWN BOY」(前にどこかで読んだブログに「チャタレイ夫人の恋人」だということが書かれていて笑いながらも納得)、「埠頭を渡る風」、「シンデレラ・エクスプレス」、「Valentine's RADIO」、「カンナ8号線」「真珠のピアス」「リフレインが叫んでる」「DESTINY」「SWEET DREAMS」でしょうか。よく歌うのは「輪舞曲」「DESTINY」「埠頭を渡る風」あたりです。

 ユーミン、すごく詩人だと思うの。DESTINYの2番サビで、ずっと見返したいと思っていた元彼にばったり会って「どうしてなの~ 今日に限って~ 安いサンダルを履いてた」と悲壮感たっぷりに歌い上げるのは有名ですが、埠頭を渡る風の「悲しい夜はわたしをとなりに乗せて」とか、言語センスが天才的なんだと思う。実はユーミンの中でも「ダイアモンドダスト-」とか「カンナ8号線」はあまり有名じゃないみたいで、お客さんも知らないことが多いです。カラオケランキングで上から順に見ていくと「輪舞曲」あたりがボーダーラインで「カンナ8号線」は知らないって人がほとんど。なぜだ?ユーミンの謎。

 もうあんまり覚えてないけど、小学生の頃は佐野元春の「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」とか聴いてたなあ。耳の肥えた小学生だ(笑)

 

 そして10月の推しとの接触イベントで推しから衝撃の事実を告げられたので書いておきたいと思います。推し、岡崎体育好きらしいです。YouTube神聖かまってちゃんとか電気グルーヴの動画を見てると関連動画に出てくるから名前は知っていたんだけど、結構サブカルだし、調べてみると名前も石野卓球リスペクトらしいし、なかなか衝撃ですよ。だって推しそれまで好きな音楽は「秦基博flumpool(あとGReeeeNも好きって最近やたら言ってる。映画の宣伝だ!)」って言ってたのに急に岡崎体育って。願わくばそのままエレクトロニカにはまって電気グルーヴも聴いて下さい。ついでに名前も似てるから岡村靖幸も聴いて下さいと祈りましたが今のところ祈りは通じてないみたいです。


岡崎体育 「MUSIC VIDEO」Music Video

 たぶん岡崎体育の代表作はこれ。推しに「聴いて!!」とゴリ押しされたのでおとなしく聞きました。「いい感じだなぁ」とは思いましたがわたしの日常BGMにするにはややダウナーさが足りない(笑)。もうちょっと癖が強くないとすっごい好き!!にはならないかも。推しの「秦基博flumpool」という遍歴を考慮すると彼は音楽にさわやかさを求めてるみたいなので、やっぱダメです(笑)。

 そして岡崎体育と名前が似てる岡村靖幸岡村靖幸ちゃん!

 最近マイブームで、ツイッターで四六時中岡村ちゃん岡村ちゃんうるさくてすみません。だって!! かっこいいんだもん!!

 最初に聴いたのは、軽い気持ちでフォロワーさんがつぶやいていた「彼氏になって優しくなって」を再生してみたことだったのですが、そこから転げ落ちるようにハマる。


岡村靖幸「彼氏になって優しくなって(YouTube Version)」

 岡村ちゃんに関するブログを読むと結構いろんな人が言ってるんだけど、「最初は気持ち悪かった」。これ結構間違いない(笑)。ぶっちゃけ最初はベイベとかフォーとかクモォンとか言ってるしなんだこの人は!? って感じだったけど、嫌なのに、なんか気持ち悪いのに、聴いちゃうの……。そしてずぶずぶ嵌ってく。癖が強すぎるから、ダメな人はダメかもしれません。でもハマる人は、底なしにハマる!(笑)

 名曲「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するんだろう」、Base Ball Bear小出くんとの共作「愛はおしゃれじゃない」(これは、小出くんが岡村ちゃんをリスペクトして書いた歌詞ということで、すごぉぉく岡村ちゃんっぽく仕上がっているのがすごい)、中毒性高めの「どぉなっちゃってんだよ」「Super Girl」、さわやかラブソング「ラブメッセージ」などなどオススメです。是非聴いてみてね。岡村ちゃんのファンのことを「ベイベ」と呼び、ライブのことは「DATE」と呼ぶそうです。ステキ!

 ライブレポなんかを読んでいると(行ったことないの。行きたいの!)岡村ちゃんはやっぱり今でも80年代と変わらない「岡村ちゃん」みたいです。悲鳴が上がるさながらアイドルコンサートのような会場らしくて行ってみたいことこの上ない。そして岡村ちゃんにきゃーきゃー言いたい(笑)。3度の薬物逮捕と活動休止期間を経ている彼ですが、2010年代以降は完全に復活し、インタビューや年に2度のツアーなど精力的な活動を続けているそうです。すごいよ岡村ちゃん

 岡村ちゃん、今のところ2推しの座に君臨しています。大好きです。

 

 さて、長くなってしまいましたが私の「好きな音楽を羅列するコーナー」もこれで終わりにしたいと思います。

 まさか全部読んで下さったという方!いないと思うけど、約1年にわたりありがとうございました。これにて完結したいと思います。

 それでは、今後もいい音楽に出会えることを祈って。