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 ギリシャやイタリア、ポーランドなど欧州の南部や東部はここ数日、厳しい寒波に見舞われ、低体温症による死者が相次いでいる。オーストリア通信によると、欧州での死者は7~9の3日で計38人にのぼった。トルコでは積雪で多数の航空便が欠航した。

 ギリシャなどには中東、アジアなどからの難民や移民が多くとどまり、厳しい状況に置かれている。ブルガリアのメディアによると、同国南東部のトルコ国境近くの村で6日、イラクなどからの移民・難民とみられる2人が遺体で発見された。

 またポーランドでは週末から気温が軒並み零下10度を下回っている。全国危機センターによると8、9日で16人が死亡した。チェコでも7、8の両日でプラハの路上生活者ら6人が亡くなった。(ウィーン)