前回は、金融商品はどうゆうものがあるのかを紹介しました。
預金、株、債券、投信などなど。
そして、これらのものは日本のものだけでなく、海外のものにだって投資することができるのです!
▼前回の記事▼
海外投資の特徴
海外への投資は、日本のものに投資するのとは違った特徴があり、もちろんリスクもあります。
一般的な、海外投資のメリット・デメリットは以下の通り
- 国内と海外で分散投資をすることでリスク分散できる
- 日本に比べて金利が高い国が多い
- 為替のリスクがある
- 政治情勢・経済情勢の変化によるリスクがある
- 為替手数料が発生する
国内のものと違って情勢が読みにくく、またリスクも多様化します。
海外を見てると、日本って安全で静かな国だなって思ってしまいます^^;
もちろん、リスクが大きい分リターンも期待できます。
私が野村證券にいたころ、
会社の役員クラスの方や、経営者のお客様を中心に、
「円はマイナス金利だから高金利のブラジル通貨に投資したい」
「日本ではなくアメリカの不動産に投資したい」
「今後、成長が期待できるインドに投資したい」
など言って頂けることが多々ありました。
上流階級の方々は先見の明を持ち、日本から海外に資産をシフトしているようです。
興味ある人は、まだ投資に慣れないうちは、
プロが運用する「投資信託」で初めてみるか、比較的 馴染みのあるモノ(米ドル通貨、グーグルなど有名企業)で、投資をするのがいいと思います。
20代から海外投資を勉強する理由①
なぜ20代に海外投資がオススメなのか。理由は2つあります。
第一の理由は、
20代にとって、未来もずっと日本が良い国かわからないからです。
医療の進歩もあり、男女とも100歳近くまで生きられる時代になりました。
しかし、あなたが死ぬまでの約70年、日本は今の安定を保っていけるでしょうか?
私は厳しいと思っています。
少子高齢化などで経済が衰退するかもしれません。
また、大規模な地震だって起きるかもしれません。
まだまだ長い人生、
あらゆるリスクに備えてお金の置き場所を国内外に分散するのは大切です。
もしあなたがアメリカ人だったら、現在安全だからと日本に資産の大半を置くことはしないと思います。
20代から海外投資を勉強する理由②
理由二つ目。
20代はこれからが長いので、時間を味方につけて投資をすることができるからです。
保有していれば金利が発生するものや、長い目で見て成長性のあるものは、長期投資することで勝率が上がります。
ちょっと極端な例かもですが、
① 今後10年で人口が増加しインフラも整い経済発展しそうなインドと、
② 今後10年で人口が減って衰退しそうな日本。
10年間 資産運用しようと思った時、どちらの国に投資するのが儲かりそうに感じますか??
GDP成長率は以下の通りです。
・・ほとんどの人がインドと答えると思います。
しかし、現状ほとんどの人が自分の資産を日本に集中させてると思います。
もちろんインドや他の発展途上国は、政治も経済もブレブレです。テロや紛争など、直近何が起こるかわかりません。しかし、ブレている中でも長い期間を見れば、発展途上国は成長していきます。
そして日本は・・今より良い国際的地位を保っているようにはあまり思えません。
我々20代の頑張り次第ですかね(笑)
今の理論で投資すれば絶対に儲かるわけではありませんが、自分の資産の一部をどこか海外に置くのは賢い選択と思います。
年を取るにつれ、長期間の運用は難しくなります。
まだ人生の長い20代こそ、時間を味方にして海外投資ができるのです!!
おわりに
以上、20歳から海外投資をする理由でした。
もちろん海外投資にリスクがあることはご理解ください。
日本は比較的安全な国ですが、海外は不安定な国が多いです。為替とかもすぐ動きます。
ただ、運用をしない人も、資産を一か所に固めることもリスクというのを頭の片隅に置いといてください。
自分のお金を守れるのは自分だけです。
将来、「年金が足りなくて生きていけないよ!」と政治家に八つ当たりするのはカッコ悪いです。20代から幅広く金融の知識をつけて対策していきましょう。
あ、分散投資で海外の地政学リスクを抑えたいなら「金」や「ビットコイン」を持つのも手かもしれませんね。色々と勉強してみても楽しいですよ^^
ではでは