国内最大のサンゴ礁 白化現象で70%死ぬ
k10010834511_201701102147_201701102152.mp4
沖縄県石垣島の沖にある国内最大のサンゴ礁で、去年の夏以降、「白化現象」によりサンゴが死ぬ被害が広がり、先月までの時点で全体のおよそ70%に及んだことが環境省の調査でわかりました。
沖縄県の周辺海域では、去年夏の海水温が平年より1度から2度高い状態が続いたため、サンゴが死にかけて白くなる「白化現象」が広い範囲で発生し、環境省が石垣島沖の国内最大のサンゴ礁「石西礁湖」を対象に去年9月から10月に調査したところ、死んだサンゴは全体の56%で確認されました。
環境省が同じ「石西礁湖」で去年11月から先月にかけて調査した結果、死んだサンゴは全体の70.1%におよび、被害がさらに広がっていることがわかりました。
環境省によりますと、去年の秋以降、海水温は下がり、一部のサンゴは回復しているということですが、白化して死にかけているサンゴもあり、今後、死ぬサンゴがさらに増える可能性があるということです。調査を行った環境省石垣自然保護官事務所は「サンゴ礁が回復する見通しは立たない状況だ」と話しています。
環境省が同じ「石西礁湖」で去年11月から先月にかけて調査した結果、死んだサンゴは全体の70.1%におよび、被害がさらに広がっていることがわかりました。
環境省によりますと、去年の秋以降、海水温は下がり、一部のサンゴは回復しているということですが、白化して死にかけているサンゴもあり、今後、死ぬサンゴがさらに増える可能性があるということです。調査を行った環境省石垣自然保護官事務所は「サンゴ礁が回復する見通しは立たない状況だ」と話しています。