「この世界の片隅に」の監督を務めた片渕須直さんが、「この世界の片隅に」の舞台となった一部の地域に関して“聖地巡礼”を行わないよう、自身のTwitterで呼び掛けています。
アニメの物語の舞台へ足を運ぶ“聖地巡礼”は近年盛り上がりを見せる反面、多くの人が集まることで騒音などが問題視されることも(関連記事)。片渕さんは「この世界の片隅に」の舞台となった旧上長ノ木・畝原・惣付について、道が狭く私有地に踏み込むことでトラブルが起こりかねないことや、イノシシが出るなどの危険があると説明。「製作委員会、原作者、監督、現地それぞれで憂慮している」として、当該地域に対する“聖地巡礼”の自粛を求めると共に、既に現地に訪れた人に対しネット上へ写真を投稿しないよう求めています。
また、「当該地域にはコンビニや商店もなく、トイレも借りられない」「そこは観光地ではないのです」と現地の状況を説明し、マスコミに対しても現地の取材を行わないよう要請しています。
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