慰安婦カルト映画の裏面史…本当にあった少女大虐殺

日南妥協劇への危機感を反映した国民集会。体勢の立て直しは可能なのか…捏造派が反日宣伝を強める中、公開を待つ慰安婦カルト映画。その嘘物語には“不可解な設定”が刻まれていた。

「子供達が、この後の世代が『あたなのお祖父さんは酷い人達だった』と言われ続ける…」

日本のこころを大切にする党の中山恭子代表は、そう切々と訴えた。昨年末の日南妥協劇に対する強い懸念。我が軍の名誉を汚し、在外邦人の安寧を踏み躙ってまで進む路の先に光はない。
▽基調講演の中山恭子代表2月7日(撮影筆者)

「未来に禍根を残すな」

壇上に掲げられたメッセージに参加者の思いが集約されている。2月7日に永田町で開かれた“慰安婦合意”に反対する国民集会。会場の星陵会館は立ち見が出るほどの盛況ぶりで、関心の高さが窺えた。

中山代表の基調講演に続き、真実派のジャーナリスト・研究者が相次いで登壇し、様々な視点から“合意”の問題を指摘。集会は予定時間を大幅に超える3時間半に及んだ。
▽「日韓慰安婦合意」国民大集会

中山成彬元文科相を始め国士系の前議員が多く駆けつけたことも特徴で、事態の重大性と危機感を反映していた。その中、微妙な立場ながら覚悟の参加を果たしたのが、自民党の長尾敬衆院議員だった。

日南外相による共同会見で言及された「軍の関与」。妥協劇最大の失点と批判を浴びるも表現については、自民党内でも部会レベルで批判が出たという。その上で、こう語る。

「1月18日から潮目が変わって参りました」
▽登壇した長尾敬議員2月7日

1月18日とは、中山代表が参院予算委で「軍の関与」の詳細を質した日だ。安倍首相は当初、従来の政府見解を読み上げるに留まったが、中山代表の強く念を押した際、こう簡潔に答弁した。

「衛生管理を含めて設置・管理に関与したということです」
▽答弁する安倍首相1月18日(YouTube)

明快な答弁だ。ところが長尾議員によると、その後も外務省側は「軍の関与」についてゼロ回答で、Webサイトに旧態依然。また産経新聞を除き、この首相答弁に注目するメディアはがなかった。

「軍の関与」が捏造宣伝に基づく“慰安婦狩り”を連想させ、内外で独り歩きする構図は変わっていない。

【政権批判を煽る捏造紙の厚顔】

「安倍晋三首相が韓国側に伝えた『心からのおわびと反省』は何に対するものなのかなどについて、説明を求める首相宛ての要望書を、参加した自民党の長尾敬衆院議員に手渡した」(2月8日付産経)
▽水島幹事長と長尾議員2月7日(産経)

産経新聞に加え、共同通信が集会の模様を写真入りで報じ、地方紙に転載された。意外だったのは朝日新聞がベタ記事ながら伝えたことだ。ただし、見出しは捏造紙の通常運転モードだった。

「慰安婦問題合意に反対する集会 安倍首相批判相次ぐ」(捏造紙)

心なしか、喜んでいる気配がする。主催の「頑張れ日本」は別に首相の親睦団体でも自民党の支援組織でもない。TPPなど個別の政策で政権批判することは、これまでも散見された。
▽集会が開かれた星陵会館2月7日(共同)

反日極左のような「安倍政権下での集団的自衛権反対」といった暴論ではなく、「安倍首相でありながら」という絶望感や虚脱感が支配的だ。捏造慰安婦追及の急先鋒が原則論を貫くのも当然と言える。

「首相批判が相次いだ」との記述は誤りではないが、集会で痛烈に指弾されたのは朝日新聞だ。捏造の元凶、諸悪の根源。「批判」どころではなく、正に「袋叩き」である。

「“欠陥商品”を作ったのは朝日新聞。日本政府が支払う10億円の起点は朝日の記事なので、準備書面に『朝日が成り代わって10億円支払え』と盛り込むべき」

そんなアイデアを披露したのは水間政憲氏だ。捏造30年のツケを何故、国民が贖うのか…朝日2万5千人訴訟の口頭弁論で、捏造紙に負担を求めるべきだという。

当日、2階の隅で集会を取材していた捏造紙記者の率直な感想が知りたい。もっとも10億円は朝日本社が拠出せず、植村隆と清田治史の主犯格2人が5億円ずつ割り勘で支払う形式でもOKだ。

【慰安婦捏造映画の総連マネー】

「外務省から権限を分離し、拉致問題をモデルに担当大臣・事務局を置き、国際広報をすべき。更に国会では北朝鮮人権法をモデルに、『政府が日本の名誉を回復する義務を負う』とする法を作って欲しい」

この日の集会では、西岡力教授をはじめ、今後の対応策や真実派が戦う為の指針が示された。河野談話と村山詐欺基金を言い訳にする外務省の説明スタイルを直ちに是正しなければ、情報戦での連敗は必至だ。
▽対抗策を語る西岡教授2月7日(撮影筆者)

日南妥協劇の後も捏造派は自粛することなく、逆に攻撃を激化・先鋭化させている。具体例として挙がったのが、封切りが迫る捏造慰安婦の新作映画。中丸啓前衆院議員らが、その危険性を説いた。

「1月末にNYで『鬼郷』というトンデモないプロパガンダ映画の試写会が行われ、米下院議員や市長ら多くの政治家が招かれた。そして感想コメントがメディアで紹介される」
▽米国で開かれた試写会1月30日(newsis)

自主制作のB級映画と侮ってはいけない。試写会には捏造碑のある米パリセーズパークの市長らが招待され、「実話を基にした」との説明と共に「衝撃を受けた」といったコメントがメディアで拡散する。
□『鬼郷』予告編


軍人による“慰安婦狩り”から始まり、暴行・陵辱、そして銃殺刑と遺体の焼却…トレーラーをチラ見するだけで胸糞が悪くなる映画だ。吉田清治が地獄で抱腹絶倒・拍手喝采する姿が瞼の裏に浮かぶ。

「映画に主演している女性は在日です。大阪の在日劇団です」

西村幸祐さんは製作に踏み込んで、そう指摘した。当日は「テポドン2改」の発射直後だったが、弾道ミサイルから映画まで在日鮮人が絡んでいる。実に根が深い問題だ。



『鬼郷』でヒロインを演じる少女は、大阪の在日劇団「タルオルム」を主宰する金民樹(キム・ミンス)の娘。そして端役で映画にも出演する金民樹は、朝鮮大卒の学歴を隠さない密航3世である。

更に劇団の公演フライヤーには、スポンサーとして朝青(在日本朝鮮青年同盟)が明記される。朝青は、言わずと知れた朝鮮総連の青年組織であり、ジュネーブのUN機関で暗躍する実働部隊だ。
▽同劇団の公演フライヤー

『鬼郷』は、クラウドファンディングで製作資金を掻き集めたとされるが、総連マネーが流れ込んでいることは確実。この映画の“不可解な設定”を解く鍵も、そこにある。

【禁断の“強制連行”現場】

「実話を基にした慰安婦映画」(朝鮮日報)

「人々に歴史の真実を伝え、良心を呼び覚ます作品」(中国網)


朝鮮内外のメディアは映画『鬼郷』を実話に基づいたノンフィクション、史実に準拠した作品と断言。米国の政治家も報道機関も真に受けて、疑いもせず受け入れる。
▽同作品のポスター

各紙によると、この映画は姜日出(カン・イルチュル)の“証言”をベースにしたという。いきなり笑わせてくれる。1月に巡業で来日した姜日出は、自称軍団の中でも取り分け「筋」が悪い。

姜日出は90年代末に北朝鮮国境に近い旧満州エリアで突如、名乗りを上げ、2000年に南鮮に“凱旋帰国”した。村山詐欺基金受け取り騒動の後に相次いで登場した新世代ニセ慰安婦の1人だ。
▽富市を歓迎する姜日出’14年2月

参照:26年2月17日『村山富市と新世代ニセ慰安婦…詐欺基金が支える洋公主』

本当に南鮮出身なのかさえ怪しい。南鮮国内で名乗りを上げた自称女の戸籍や住民登録は行政機関がある程度追跡できるが、姜日出のケースは不可能。80代後半という年齢も逆サバと考えられる。
▽米フェアファクス巡業の姜日出’14年(南華早報)

『鬼郷』は、最も設定がフリーな姜日出の持ちネタを再構成した自称実話映画。「性奴隷20万人大虐殺」というプロパガンダを踏襲するのも当然だ。その中には“強制連行”が発生した地名も登場する。

慶尚南道居昌(コチャン)の村

捏造派は「20万人の強制連行」を絶叫するが、発生場所を明示するケースはゼロに等しい。例外的に“慰安婦狩り”のポイントを特定したのが、吉田清治だった。
▽吉田清治と朝日新聞関係者’92( MBS)

自称軍団が、連行現場に関してのみ完全黙秘する理由は単純だ。下手に特定すれば、研究者や記者が現地に乗り込み、一瞬で嘘がバレてしまう。みんな吉田清治の失敗に学んでいるのだ。

参照:26年7月9日『誰も知らない性奴隷の村…妄想ドキュメントの盲点』

慶尚南道居昌郡はソウルから車で3時間半の距離にある。各紙ソウル支局の記者は論評に明け暮れる前に、現地で取材するべきだろう。村には当時の実際の様子を知る者が多く存命している。
▽同映画の連行シーン(ハンギョレ)

ところが、映画『鬼郷』は実話ベースを売り文句にしながら、最も重要な場所がフェイクだったのだ。ヒロインの名前を変える理由も不自然だが、事件現場を差し替える意図は、どこにあるのか…

【本当にあった朝鮮少女大虐殺】

慶尚北道尚州郡安東面

監禁施設「ナヌムの家」が過去に発行した小冊子には、姜日出の出生地として、そう記されている。面とは村を意味する。後に転居したとの記述もないことから、この村が“強制連行”の発生現場だ。

しかも、小学校からの帰宅途中に襲われたという設定で、更に詳しい現場を特定できる。自己紹介によれば、生家は裕福な干し柿農家。村の古老に聞けば、事実か否か、ハッキリするだろう。
▽現在の行政区分は尚州市(同市HP)

ここもソウルから日帰りで行ける場所だが、姜日出がプロフィールを明かしてから10数年、現地を訪れて検証した者はいない。慰安婦問題の歴史的な検証とは、その程度のものなのである。

姜日出は、異国の朝鮮族居住区から唐突に出現した為、出生地を詳細に示す必要があった。ただし近年は、故郷に関して語ることもなく、取り巻きの反日団体が触れることもない。
▽来日公演でのお約束演技1月(共同)

そして何故、映画『鬼郷』では“強制連行”の現場として無関係の慶尚南道居昌郡が悲劇の舞台に設定されたのか…そこは、南鮮人が記憶から消し去りたい曰く因縁つきの呪われた土地だった。

朝鮮戦争勃発から8ヵ月後の1951年2月、南鮮軍は親北パルチザンの殲滅と称し、この地で大虐殺を行った。居昌事件である。突入した南鮮軍部隊は無抵抗の村民を手当たり次第に殺害した。
▽発掘された居昌事件の虐殺写真(聯合)

700人を超える犠牲者。その内、16歳未満の子供は385人に及び、死者の半数を上回った。ジェノサイド目撃者の生存を許さず、また将来の報復を恐れて、幼児や乳児まで皆殺しにしたのである。

『鬼郷』では、慰安婦が殺された後に濠の底で焼かれるという残虐シーンが登場する。年端もいかない少女の亡骸が穴に打ち捨てられる光景は、実際に65年前の居昌で起きたものだ。
▽居昌事件の犠牲者’51年

被害者が朝鮮の少女達だったことに変わりはない。だが、現実で銃を握っていたのは南鮮の鬼畜軍人。日本を悪者に仕立てて自国の陰惨な史実を塗り潰す。中共と朝鮮に共通する稚拙な歴史歪曲である。

“性奴隷大虐殺”で設定される20万人は、1950年に南鮮で起きた保導連盟事件の推定犠牲者数とピッタリ一致する。本当の朝鮮人虐殺の下手人は、常に朝鮮人自身なのだ。
▽保導連盟事件で処刑される少年’50年

一方、映画で悲劇の現場に居昌を選んだ意味は何か…居昌事件は決して封印された歴史ではなく、制作陣も知っているはずだ。映画に衝撃を受けた外国人が「居昌」を検索すれは、グロ画像が溢れ出る。

残虐非道の南鮮軍、朝鮮戦争の裏面史…それらは北朝鮮こそが国際社会に宣伝したいものだ。映画『鬼郷』の背後には単純な反日プロパガンダに留まらない悪意と腐臭が漂う。




最後まで読んで頂き有り難うございます
クリック1つが敵に浴びせる銃弾1発となります



【side story】

なんか以前、同じようなタイトルをつけた記憶が…と思ったら、4年前のエントリを発見。

H24年3月2日『本当にあった南京大屠殺…シナ残虐史のリメイク』

切り口が同じw まあ、特ア3国のプロパガンダ手法が限られてるとも言えるんだけど、それよりも姜日出の準レギュラー化は勘弁してほしい。

参照:
□韓流研究室「慰安婦映画『鬼郷』クランクイン。大阪の在日韓国人劇団が熱演!」 
□従軍慰安婦問題を考えるHP「姜日出(カン・イルチュル)」

参考記事:
□産経新聞2月7日『保守系団体が「重大過失」と批判 都内で集会』
□朝日新聞2月7日『慰安婦問題合意に反対する集会 安倍首相批判相次ぐ』
□ロイター(共同)2月7日『慰安婦合意は「重大過失」』
□産経新聞1月18日『安倍首相「慰安婦問題をめぐる誹謗中傷は事実ではないと示す」』
□ハンギョレ新聞2月5日『ひらひらと帰って来る少女たちを温かく迎える映画「鬼郷」』
□朝鮮日報2月2日『慰安婦:日本の蛮行を告発、映画「鬼郷」NYプレミアに米国人が衝撃・激怒』
□中央日報2015年9月21日『「今でも日本軍の悪夢を見る」「必ず謝罪を」…韓中の慰安婦被害者が対話』

最近の画像付き記事