フェティッシュの火曜日
2017年1月10日
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秘境駅。
北海道のほぼ北端に位置する幌延(ほろのべ)町には「秘境駅」と呼ばれる駅がいくつかあるという。
「秘境」と聞くとジャングルの奥地みたいなところを想像してしまうけれど、鉄道好きの間では「秘境駅」といえばだいたい通じるらしい。そんな駅をいくつかめぐってきました。 見に行くのはかなりたいへんですが、行くだけの価値はあると思いますよ。 日本最北端の地から北海道稚内にある宗谷岬は日本の本土最北端の地である。 再会。最北端の地にて。
おまえすごいところに住んでるな。
最北端コレクション最北端の稚内から少し南へおりた幌延町という町で暮らす友人の水野くんに、最北端の地を案内してもらった。
食堂「最北端」。残念ながらお休みでした。
水野くんとは、かつて同じ屋根の下に住んでいたことがある。風呂トイレ共同、食事付きの寮で、僕は一階、彼は二階に住んでいたのだ。
最北端のマクドナルド。メニューはいつもどおり。
最北端のドナルドチェアー。寒そう。
ある日、寮の共同ポストに結婚相談所のDMが届いていた。僕は水野くんのプロフィールと部屋番号を書いて、往復はがきの片方をポストに投函しておいた。
しばらくして水野くんのところには高収入で高学歴、スポーツならなんでもできる男性(僕の考える水野くん)とマッチしそうな女性のプロフィールがいくつも届くことになる。すまん水野くん、あれおれの仕業です。 JR稚内駅。
ここには日本最北端の線路があります。
会社が夏休みに入るとやることがなくなった僕たちは、ひがなキャッチボールをしたりマンガを読んだり近所の電気屋に行ったりして過ごしていた。
ある日水野くんが共同風呂で髪を金髪に染めていたので、余った毛染め剤をもらって僕は脇毛を金にした。頭が金と脇が金、たまに風呂で会うと、それだけで笑えたものである。 最北端のモスバーガー。
最北端の白木屋。
極寒の地に住む水野くんに、慣れると寒くないのかと聞いたところ
「寒いに決まってるだろう」 と言っていた。知り合いのロシア人は真冬でも「ニホンアタタカイ」っていいながら裸で日光浴しているので、もしかしたらと思ったのだが、北海道に住んでいるからといってとくべつ寒さに強くなるわけではないらしい。 たぶん売られているパイナップルの最北端。
北海道で人気だという「流氷キムチ」。特に流氷要素はない。
モスバーガーも白木屋も、特に「最北端店」とアピールしていることはなかったが、この町にあるチェーン店はあきらかに最北端店だと思うので紹介しました。
幌延町は北緯45度の町最北端の地、稚内からすこし南下すると、水野くんの暮らす幌延町がある。
幌延町は北緯45度線が通る町である。北緯45度ということは赤道と北極の中間くらいということだろうか。おおまかにいうとアメリカとカナダとの国境がだいたい北緯45度なのだとか。 北緯45度の碑。
本当に北緯45度だ!
北緯45度のモニュメントは道路脇に建てられているので、冬の時期は防雪壁に視界をさえぎられてほとんど見えない。ここにあることを知らないと確実に通り過ぎると思うので気をつけたい。
ここから撮るといいぞ、とアングルを指示する水野くん。
風に立つ水野くん。
水野くんとのエピソードは書ききれないほどあるし書けないこともたくさんあるので、最北端や水野くんに興味がある人は、幌延町へ行って水野くんをたずねてもらいたい。泊めてくれると思います。
次はいよいよ秘境駅をめぐります。 これが秘境駅。
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