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【ドラニュース】

小笠原、故障再発防止3カ条

2017年1月10日 紙面から

 昨年11月に左肘の手術を受けた中日・小笠原慎之介投手(19)が9日、キャッチボールを再開した。ナゴヤ球場の屋内練習場で15メートルの距離を45球投げ、2カ月半ぶりの感触を確認。長期離脱を教訓に、今後の防止に向けて「可動域の拡大」「下半身の強化」「自分の体を知る」の3カ条を掲げた。この日は愛知県警中川署の一日署長も体験。故障は、ダメ。ゼッタイ−。

 りんとした空気の中、かみしめるように腕を振る。時間にして10分足らずでも、白球を握るわくわく感が全身を駆け巡る。恐る恐るではないのは、15メートル先のミットから放たれる破裂音で分かった。再出発の45球。小笠原の2017年が明けた。

 「全く不安はなく、球を投げる喜びを感じながら投げました。感覚的に良かった。もっと投げたい気持ちもありました」。にじむ汗、浮かぶ笑顔。受けた北野コンディショニングコーチも「思ったよりしっかり投げてましたね」とうなずいた。

 昨年10月の秋季練習で張りを訴え、同11月1日に手術。肘からはがれ、重大なケガを引き起こす恐れのある骨片「遊離軟骨」を取り除いた。手術も、長期離脱も、人生で初めて。ノースローだった日々をへて教訓を得た。

 「肘に負担がかかるから良くない。もっと他のところに負荷を分散しないと。胸郭の可動域を広げるのもひとつ」。胸骨や肋骨(ろっこつ)などで構成される部分は、投げる際に上半身の土台の役割を果たす。それが硬いと必然的に肘や肩に負担がかかるため、「キャッチボールから意識してやりたい」と柔軟性を求める。

 

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