ゴールデン・グローブ賞の最多7部門に輝いた「ラ・ラ・ランド」に主演したエマ・ストーンさん(左)やライアン・ゴズリングさん(左から2人目)ら出演者=米カリフォルニア州ビバリーヒルズで2017年1月8日、長野宏美撮影
ドラマ部門の作品賞は「ムーンライト」
【ロサンゼルス長野宏美】米アカデミー賞の前哨戦となる第74回ゴールデン・グローブ賞(ハリウッド外国人記者協会主催)の授賞式が8日、カリフォルニア州ビバリーヒルズで開かれた。ロサンゼルスが舞台のミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」(デイミアン・チャゼル監督)が監督賞や脚本賞、ミュージカル・コメディー部門の作品賞など候補になっていた7部門をすべて制し、史上最多受賞を果たした。
この作品は、売れないジャズピアニストの男性と女優志望の女性の恋を描き、主演のライアン・ゴズリングさんが主演男優賞、エマ・ストーンさんが主演女優賞にも輝いた。
ドラマ部門の作品賞は、黒人少年の苦悩と成長を描いた「ムーンライト」(バリー・ジェンキンス監督)が受賞した。ドラマ部門の主演男優賞は「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のケイシー・アフレックさん、主演女優賞は外国語映画賞にも輝いた仏映画「エル」のイザベル・ユペールさんが受賞した。
アニメ映画賞には「ズートピア」が輝いた。
ゴールデン・グローブ賞はハリウッド外国人記者協会の会員の投票で受賞が決まり、2月のアカデミー賞を占うとして注目されている。