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名指し避け、受賞演説でトランプ氏批判

「セシル・B・デミル賞」を受賞した女優のメリル・ストリープさん=2017年1月8日、AP

Gグローブ賞 米で中傷被害「ハリウッド、外国人、プレス」

 【ロサンゼルス長野宏美】米ハリウッドの映画賞でもトランプ次期米大統領が話題の的になった。第74回ゴールデン・グローブ賞(ハリウッド外国人記者協会主催)の授賞式が8日、カリフォルニア州ビバリーヒルズであり、長年にわたって映画界に貢献した人に贈られる特別賞「セシル・B・デミル賞」を受賞した女優のメリル・ストリープさん(67)が受賞演説で名指しを避けながらトランプ氏を批判した。

 ストリープさんは主催団体の名称「ハリウッド外国人記者協会」をなぞって、今の米国社会で最も中傷に遭っているのは「ハリウッド、外国人、プレス(記者)だ」と強調。「ハリウッドはアウトサイダー(部外者)や外国人だらけだ」と語り、排外主義を唱えるトランプ氏を皮肉った。

 さらに、トランプ氏が2015年の選挙集会で身体障害のあるニューヨーク・タイムズ紙記者を侮辱するポーズを取ったことを嘆き、「無礼は無礼を招き、暴力は暴力を招く。権力者がその地位を使って他者をいじめたら、私たちは全員負けだ」と批判。真実を守るためにジャーナリストの果たす役割は重要だと訴えた。

 トランプ氏は批判についてのニューヨーク・タイムズ紙の電話取材に「リベラルな映画界の人々」の批判には「驚かない」と答えたという。また、ツイッターでも9日、「ハリウッドで最も過大評価された女優の一人だ」とののしった。

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