1人暮らし世帯の消費動向 スマホなど活用し調査へ

1人暮らし世帯の消費動向 スマホなど活用し調査へ
総務省は、最近増え続けている1人暮らし世帯の消費の動向を捉えるため、スマートフォンなどを活用した新たな調査を、ことしの夏をめどに始めることになりました。
これは、個人消費の動きを調べる家計調査が、実態を十分に反映していないという経済財政諮問会議などからの指摘を踏まえて、総務省が新たに実施するものです。

調査は、最近増え続けているものの、家計調査では捉えきれていないと指摘される1人暮らしの世帯を対象とし、調査の規模は全国の2400世帯以上とする方針です。

食料や住居、教育など10の分類ごとに、毎月いくら支出したかを、専用のサイトからスマートフォンやパソコンを通じて回答してもらいます。
現金だけでなく、クレジットカードや電子マネーなどによる支払い、そして毎月の収入などについても調査します。

総務省はこの調査をことしの夏をめどに始める計画で、家計調査を補完するデータとして公表するとともに、個人消費の動向を示す新たな指標作りに生かしていきたいとしています。