兵庫県明石市の泉房穂市長は9日、同市成人式の式辞で「ざわついていて、みなさんの態度はなっていない。式典に多大な税金を使っているが、来年以降の取りやめを考えたくなる」と声を荒らげた。関係者や新成人からは、前触れなく怒鳴るような言い方をしたことに批判が出ている。
ある市議は「静かにしなさいと注意せず、頭ごなしで行き過ぎ」とし、新成人は「大人げなく、見習いたい態度でなかった」と話した。
一方で泉市長はお祝いの言葉を贈り「厳しい時代だが、それぞれ強く生き、明石を大切にしてもらいたい」とも話した。(藤井伸哉)