図書館を街づくりの核に 497自治体、地域活性化促す
公立図書館で地域振興や街づくりを目的とした事業を行う自治体の数が、少なくとも497に上ることが9日、日本図書館協会(日図協)が実施した初の全国調査で明らかになった。
農家との交流会や子育て中の女性の就業支援、ビジネス相談など多彩な取り組みの実態も判明。政府が「地方創生」を掲げる中、図書館を街づくりの核に据えて地域活性化を目指す自治体の広がりが浮き彫りになった。文化基盤の整備が地域活性化につながるとの認識の浸透が背景にある。
日図協は昨年8月、図書館を設置する全国1361の都道府県と市区町村にアンケートを送り、1049の自治体から回答を得た。