こんにちは。ふにゅすけです。
皆さんは読書は好きですか?
私は大学に進学したあたりから技術書や自己啓発本、ビジネス本を中心に読書をするようになりました。ですが、本を読み始めてから生じた悩みもありました。
- 本を持ち歩くようになり、荷物が多く(重く)なった
- 部屋に本が溜まっていき、場所を占有するようになった
特に情報処理系の技術書だったり、資格の参考書、問題集は分厚くて重たいですよね。場所を取るからといって、捨てるのはなんだかもったいない。
ところが、これらの悩みは、本の電子化(自炊)を知ることで解消されました。それどころか、本の購入スピードは加速し、ますます本を読むようになりました。大げさかもしれませんが、自炊との出会いは私の人生を変えました。それほど影響力が大きいです。
本の電子化をすることで、満員電車だろうがトイレの中だろうが、ちょっとした隙間時間にいつでも本が読める。そんな願いが実現します。
特に女性にこの話をすると、けっこう驚いてくれます。本の電子化はものすごくおすすめです!
そもそも、電子化とは?
本を電子化することは、「自炊する」なんて呼ばれています。
自炊の流れは下記のとおり。道具さえ揃えてしまえば、そこまで手間はかかりません。1冊だいたい10~20分程でしょうか。隙間時間を有効に活用できることを考えれば、簡単にリターン取れます。
- 本をスキャナに通せるように、各ページを分解する(裁断機を使うのがおすすめ)
- スキャナでスキャンしてPDF化する
本を電子化するメリット
iPhoneなどのタブレット端末さえあれば、いつでもどこでも本が読める
旅行先、電車やバス、その待ち時間、ちょっとした隙間時間に本を読むことができます。カバンから本を取り出すより、iPhoneを取り出す方が抵抗が少ないので読書が捗ります。
また、紙の本と違い、iPhoneであれば満員電車のような状況であってもあまりスペースを必要としないため、周りの目を気にせずに読むことができます。重さに関しても、iPhoneの方が断然軽いので、立ちながら読んでいても疲れにくいです。
部屋が片付く
本棚が必要なくなります。最初は抵抗がありますが、どんどん本は電子化して捨てていきましょう。ただ、パソコンの故障によりPDFのデータが消えてしまうと、今までせっかくスキャンした本を失うことになりますので、バックアップを取ったり、Dropboxのようなクラウドサービスに保存しておく等、対策をしておきましょう。
重い本を持ち歩かずに済む
気になる本や、読んでいる途中の本がたくさんある場合、全部持ち歩くのは現実的ではありません。
本の電子化をすれば、本を持ち歩く必要がなくなります。電子化してしまえば複数の本のデータを持ち歩くのは容易なので、その日の気分によって読む本を変えることができます。
所有している本のタイトルの検索ができる
自炊したPDFファイルを、本のタイトル名を付けたフォルダに格納しておくことで、今まで読んだ本のタイトルをすぐに検索することができます。また、ScanSnapの機能により、PDF内の文字を検索することも可能です。
中古本を電子化することで、購入費を節約できる
これは、特に学生には嬉しいです。参考書はだいたい高い(2000円〜高いもので6000円)ですが、中古で購入すれば、300円〜2000円ほどで購入できるものが多いです。
自炊に必要な道具
スキャナ、パソコン(ノートパソコン可)は必須です。
スキャナ
スキャナはScanSnap S1300iを愛用しています。
蓋を閉じればほとんど場所を取りません。
ScanSnapでスキャンした後はこんな感じで、ScanSnap Organizerという付属のソフトで管理できます。もちろん保存先は指定可能。スキャン後のページの並び替え、コピー、切り取りもできます。カラースキャンもできるよ!
おすすめのファイルの管理方法は、章ごとにスキャンし、ファイルに章番号を付けておくことです。こうすることで、Dropboxの読み取り時間を短縮できます(1冊を1ファイルにまとめてしまうと、ファイルサイズが大きくなってしまいます)。
ちなみに、スキャン後のPDFのファイルサイズはページ数に依存しますが、だいたい25MB~70MBです。
裁断機
裁断機はオプションですが、もちろんあった方が良いです。効率が全然違います。ぜひ投資しましょう。
(私は最初、手でページをうまくちぎって本を分解していましたが、時間がかかりますし、読む本の量が増えたので裁断機を購入しました。)
私が愛用している裁断機は200ページちょいであれば、1度で裁断できます。200ページ以上の分厚い本は、1度ハサミで2つに分けてから2回に分けて裁断しています。
立てて置けばそこまでスペースを取りません。
きれいに裁断できました。
その他
オプションですが、バックアップ用に外付けHDDもあれば安心できます。私はまだ読んでいない本はDropboxに入れておき、読み終わった本はメインで使用しているデスクトップPCと、外付けHDD(バックアップ)の2箇所に保存しています。
外付けHDDは下記の2TB(実際は1.81TB)を使っています。50冊は電子化していますが、まだ5.5GB(0.0055TB)しか使用していません。自炊とは関係ありませんが、音楽ファイルなんかもバックアップしています。
自炊をし始める頃は、これらの道具を全部購入するとけっこうお金がかかりますが、メリットを考えると全然安い投資だと思います。スキャナは本だけでなく取扱説明書、学校で配布されたプリントなんかもスキャンして保存しておくことができるので、用途が広いです。マンガをスキャンしてしまうのもありですね。
まとめ
電子化が紙の媒体に劣る点を挙げるとすれば、iPhone等の端末のバッテリーに依存する点、読みながら書き込みができない点でしょうか。それでも、私はメリットの方が大きいと感じています。
読書が趣味で、まだ電子化を導入していない方は、ぜひ試してみてください!また、普段は本を読まない方でも、自炊することでかなり本が読みやすくなりますので、お試しあれ!