青森県内でニホンジカの目撃が急増し、農作物などの食害が懸念される一方、ハンターの高齢化による駆除の担い手不足が深刻だ。県は若手ハンター獲得を目指し、昨年から「狩猟体感バスツアー」を実施。猟の実演や銃砲店の見学、野生鳥獣肉を使ったジビエ料理の試食などを通し市民に狩猟を身近に感じてもらう取り組みを進める。過去4回は毎回、定員30人を超える希望者があり、狩猟免許取得のきっかけになったケースも出ている。
【データ】県猟友会の会員数と60歳以上の人数の割合
<71%が60歳以上>
「狩猟は気むずかしそうな男性が1人でするイメージだった。和やかな雰囲気やチームプレーに驚いた」。津軽地方で昨年12月4日にあった県のバスツアーに参加した青森市の女性デザイナー(39)が振り返る。
狩猟犬で標的を追い込んで狙い撃つキジ猟を見学し、座学で狩猟の基礎を学んだ。女性は「こういう機会でもなければ窓口が分からなかった。垣根の高さを感じる」と指摘した。
県猟友会によると、2015年度の会員1053人のうち約71%が60歳以上。60~69歳が517人で最も多く、次いで70~79歳が201人と狩猟人口の高齢化が進んでいる。
ハンターになるには一定の初期投資が必要なことも若い人をちゅうちょさせる。ツアーに参加した青森市の会社員向山充さん(36)は「やってみたいが、道具をそろえるのがハードル」と語った。
県猟友会の柴谷孝悦事務局長は「(猟銃の購入などには)補助制度があり、若い人でも始めやすい環境が整っている。銃は正しい扱い方さえ学んで徹底すれば誤発砲による事故も防げる」と懸念の払拭(ふっしょく)に躍起だ。
<食害増加を懸念>
県が若手ハンターの確保に乗りだした背景には、食害増加が懸念される現状がある。県のまとめでは本年度の県内のニホンジカ目撃数は昨年12月9日時点で84件。データのある2010年度以降で最多だった昨年度の年間実績(81件)をすでに超えている。
県はツアーに定員を上回る申し込みがあることに手応えを感じている。自然保護課の村松栄一総括主幹は「自然を楽しみながら、青森県の農業を害獣から守る担い手として活躍する人が増えてほしい」と話す。
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