父からNikon F3というフィルムカメラをもらいました。
最近色んな方の写真ブログを見ていて気になっていたんですが、ついこの前α6500も買ったばかりで中古とはいえ購入するまでには至っていませんでした。
そんな話を父としているとフィルムカメラを持っていると言いだし、長年防湿庫で眠ったままになっていたフィルムカメラをもらう事になりました。
Nikon F3というフィルムカメラ
1980年に発売されたNikon F3。もらったカメラは何年に製造されたか分かりませんが、もしかしたら1981年生まれの私と同じ年かも知れません。
どうやら父は私が子供の頃にこのカメラを使い、家族の写真を撮っていたらしいです。
最近ではデジタル一眼レフを使っているのでNikon F3を使う事も無くなりずっと眠っていたそうです。しかし眠ったままにしていた訳ではなく、ちょっと前に数万円かけて修理とクリーニング(オーバーホールって言うんですかね?)に出したらしく、カビ等も無く外観も本当綺麗な状態です。
外観
数十年前のカメラとは思えない綺麗さ。
傷等もあまりないようで相当大事に使っていたんじゃないでしょうか。
そしてデザインも個人的に大好きな見た目です。どうやら私はカクカクしたデザインが好きな様です。
なんとなくα7に似た雰囲気もあります。
Nikonのロゴも今の太文字斜体とは違う細いフォントになってます。このロゴも今の物より好きかもしれません。
さすがに外箱はありませんでしたが取扱説明書もありました。これも時代を感じます。
α7と並べてみました。
α7と比べると大きく重たいボディですがなかなかいい感じです。
一緒にSB-15というスピードライトももらったのですが、これはまだ使ってません。
少しだけ使ってみた感想
時間がなく本当にちょっとだけ使ってみた感想ですがデジタルカメラの便利な機能にどっぷりと浸かっていた私にはやはり難しい物でした。
しかし、その難しさのおかげで1枚1枚にシャッターを押すまで色々と考えるようになりました。構図はもちろん光りやF値等。
デジタルだと取り敢えず撮ってみて確認するという事が出来るので深く考えないでシャッターを切っていたように思えます。もちろんフィルムの枚数による限度もあるので慎重にはなってしまいます。
最初は「なんでフィルム1本で36枚しか撮れないんだろ。そんなの一瞬じゃん。少なすぎ。」とかふざけた考えでしたが、未だに36枚撮りきれてませんw。なので現像すらしてない状態です。
最初は練習もかねてもうちょっと撮る枚数を増やし、現像して出来上がりを確認したほうが良いと思うんですがデジタルとは違いシャッターの重みが違います。
今度ゆっくり時間がある時にフィルム何本か使ってみたいと思います。操作方法も全く分かっていないので慣れる為にもどんどん撮って現像し確認してみたいです。
フィルムがどれが良いか分からない
フィルムを買うのも初めてでした。amazonで見てみると色んな種類があり値段も様々です。
ていうかISO感度がフィルムで決まることすら知らなかったので本当迷います。とりあえずamazonでも評判の良さげだったこれを買いました。特にこだわりが無く普通に撮れるらしいので初心者にも良さげの様です。
しかしフィルムによって色味や出来上がりが違ってくるらしく、皆さん好きなフィルムがある様です。
これは好みの問題なので色々試してみ自分の好きなフィルムを探すしかなさそうですね。これがフィルム沼の入口なのかなぁw。
白黒用のフィルムもかなりきになります。
どれだけ機械にたよっていたかが分かった
フィルムカメラを使ってみて改めて最近のデジタルカメラが凄いのかが分かりました。
デジタルだと撮ってすぐに確認出来るし、ファインダーやモニターを見ながらWBや露出等の設定状況も撮る前に確認出来ます。これらの機能を当たり前のように使っていたので、初めて使うフィルムカメラは戸惑いだらけでした。
使っていると、まるでスターウォーズ・エピソード4のデススターをXウイングにのって破壊しにいくルークの気分になります。
デススターの弱点の位置を図る機械が故障し、ルークが戸惑っているとオビ・ワンの声が聞こえてきます。
フィルムカメラを使いシャッターを切るまでに悪戦苦闘しているとこのシーンが頭の中で再生されます。
もしかしてフィルムカメラを使っているとフォースが使えるようになるのかも知れません。
これからもフィルムを無駄にしてしまうかも知れませんが、実践で鍛え一日でも早くジェダイマスターになれる様頑張ります。
最後に
全然使えていないNikon F3ですが、父が子供の頃の私を撮ったカメラが現役で使え、それを譲り受け、今度は自分の娘達を撮影すると考えると感慨深いものがあります。
今使ってるα7やα6500を30年近く現役で残せるかと考えると構造的にも無理な様な気がします。
父が大事に使ってきたこのNikon F3。手にしたばかりで今後どこまで使いこなせる様になるか分かりませんが、自分で初めて買ったカメラより愛着のわくカメラであることは間違いありません。