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【首都スポ】

女子ラグビー アネ・リーチ、マイケルの妹突進

2017年1月9日 紙面から

相手タックルをなぎ倒して突進するアネ・リーチ。兄に続いてW杯での活躍を目指す=駒沢陸上競技場で(大友信彦撮影)

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◇15人制三地域対抗戦 関東代表22−19関西・九州合同

 ワールドカップ(W杯)目指してラ組女子たちが猛アピール! ラグビーの女子15人制三地域対抗戦の第2戦が8日、東京都の駒沢陸上競技場で行われ、関東代表が22−19(前半10−12)で関西・九州合同に勝利。12月25日に大阪で行われた第1戦(33−26)に続き2戦2勝とした。今年のラ組女子の目標は8月にアイルランドで開かれる女子15人制W杯。8月に向けて逆転代表入りを目指して躍動したラ組女子たちを紹介する! (大友信彦)

 相手タックルを引きずって突進する「背番号8」の姿に、スタンドからどよめきがあがった。176センチ、95キロは、両チームのベンチ入り46人で最長身&最重量。その肉体が生み出す破格のパワーで突進を繰り返したアネ・リーチは、12月25日の第1戦に続いて関東代表の主将として登場。再三のパワフル突進でチームを鼓舞し、関東代表を連勝に導いた。

 「キャプテンだったし、ドキドキだったよ(笑)。でもみんながサポートしてくれて、楽しくできた。勝ててウレシイよ!」

 2015年W杯で南アフリカを破るなど快進撃をみせたエディー・ジャパンを率いた、リーチマイケルは、実の兄だ。アネはキャプテンに決まると、マイケルに電話でアドバイスを求めたという。

 「言われたのは、キャプテントークをしっかりやること。自分のフィーリングを大切にすること。何を話すといいかは言ってくれなかった(笑)」

 来日して4年目。まだ国籍は取れていないが、すでに日本代表の資格はある。これまではケガが多かったが、W杯切符をつかんだサクラフィフティーンにとって、期待のパワーランナーだ。

 主将に指名した関東の藤戸恭平監督(36)は、トップリーグのNECで活躍したSH。「外国人選手は日本語に自信がなくて控えめになりがちだけど、リーダーを任せると責任感を持って積極的になることをNECでも見てきたし、アネにもそれを期待しました。実際、チームメートに言葉を聞いたり、ミーティングを提案してきたり、期待通りに変身してくれました」とほくそえむ。

 「マイケルの活躍を見て、ますますW杯に出たくなった」と話すアネ。パワーに磨きをかけて、8月のW杯切符をつかめ!

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