蹴球探訪
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【スポーツ】[高校サッカー]大塚&長沢 前橋育英勝つぞ!2017年1月9日 紙面から サッカーの第95回全国高校選手権は9日午後2時5分から埼玉スタジアムで決勝が行われ、前々回準優勝の前橋育英(群馬)と、18歳以下の日本一を決める高円宮杯U−18チャンピオンシップを制した青森山田(青森)がともに県勢初優勝を懸けて対戦する。20度以上の出場を誇る強豪同士で、好勝負が期待される。両校は8日、埼玉県内などで最終調整を行い、選手は決勝に向けての意気込みを語った。 2大会ぶりにファイナル進出を遂げた前橋育英はここまでの全5戦を無失点で切り抜けてきた。2年生を軸とするDF陣の奮闘もさることながら、3年生のダブルボランチ、大塚諒と長沢昂輝の中盤での粘り強い守備が輝きを放っている。 山田耕介監督(57)は大塚のディフェンス力を称賛する。「危機察知能力がすごく高いんです。(OBの元日本代表)山口(素弘)や細貝(萌)なんかと共通するところがあります」と大きな信頼を寄せる。 青森山田もボランチの住永翔(3年)がキーマンとして仁王立ちするだけに、大塚&長沢VS住永の中盤のせめぎ合いが勝敗の行方を左右しそうだ。大塚は「住永選手のことは意識します。彼には負けたくありません。自分の持ち味を生かして、セカンドボールを拾いまくりたいです」と闘志をのぞかせた。 指揮官が「献身的で調子に波がない、安定感がある」と評価する長沢はかつてのチームメートの思いも背負う。広島ジュニアユース時代の仲間で同ユースに進んだ選手たちは昨年12月の高円宮杯U−18チャンピオンシップで青森山田にPK戦の末に敗れ、日本一の座を逃した。C大阪に来季加入内定のFW山根からは「(青森)山田を倒せよ」と連絡が来たという。 長沢は「球際の戦いで何回でも食らいついていきます。そこで勝てれば、道は開けるはず。優勝する自信はあります」と死に物狂いで勝利をつかみ取ることを宣言した。 (関孝伸) PR情報
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