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【プロ野球】

巨人・内海、手術から2週間で全開

2017年1月9日 紙面から

手術から約2週間、元気に遠投する巨人・内海=沖縄セルラーパーク那覇で(川本光憲撮影)

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 昨年12月26日に両肺の間にできた腫瘍摘出手術を受けた巨人・内海哲也投手(34)が8日、那覇市内にある沖縄セルラースタジアムに隣接する室内練習場の沖縄セルラーパーク那覇で自主トレを公開した。約6時間のメニューをすべて消化して万全を強調。V奪回と4年ぶり2桁勝利を誓った。

 これが手術から2週間しかたってない人間の練習内容か。ダッシュを繰り返し、遠投に加えて約15メートルの距離ではスライダーやチェンジアップも披露。55キロの重りを付けた綱を引っ張るハードなトレーニングもこなした。

 「もうバッチリです。通常通り、例年どおりできています。休んだのは3日間。執念で戻ってきました。こんなことでつまずいてはいられない、ということです」

 ボールを受けた大竹もうなった。手術前にも一緒にトレーニングしていたといい「手術前よりボールがちょっといいぐらいだと思います。しっかり腕も振れていました」と絶賛。チームメートら8選手を率いる自主トレ隊長の回復力に舌を巻いた。

 術後の経過は順調そのもの。昨年12月上旬に受診した人間ドックでテニスボール大の腫瘍が見つかった。26日に胸腔(きょうこう)鏡による除去手術を受けて、3日後の29日にはランニングとキャッチボールを再開した。医師と球団のゴーサインを得て、予定通り今月5日に沖縄へ到着。痛みはなく、ほかのメンバーと同じ練習メニューに励んでいる。

 もう大丈夫。待っているのは開幕ローテへの競争。「一年間、ローテを守りたい。今年は由伸監督を胴上げしたいです」。左腕の「大丈V」宣言がチームの安心材料になる。 (川本光憲)

 

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