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【ドラニュース】

柳、いきなり本格派の片りん

2017年1月9日 紙面から

新人合同自主トレが始まり、キャッチボールをする柳=ナゴヤ球場で(小沢徹撮影)

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 わくわくさせるには十分なキャッチボールだった。中日ドラフト1位の柳裕也投手(22)=明大=が腕を振る度、カメラのシャッター音が響く。「状態を見ながら」という通り、藤嶋を相手に軽く約30メートル。放つ異彩に、周囲で見守った関係者はくぎ付けだった。

 「球を放す位置が高い。映像は見ていたけど、キャッチボールだけでもそれが分かった」と、2軍の小笠原投手コーチは目を見張る。上から投げ下ろす右の本格派を再確認した上で「今の中日にはいないタイプ。ソフトバンクの武田や千賀に似ている」。侍ジャパンも経験するタカの看板投手陣にダブらせた。

 もちろん評価はブルペンに入ってからだが、興味は増す一方。最大の武器である落差の大きなカーブに関しては「面白いと思う。早く見てみたい」。新人合同自主トレ初日から過度に飛ばさない姿には「自分で計算しながらやってるようだった」とうなずいた。

 その印象通り、柳自身も「プロではケガしたら終わり。計画を立ててやれたら」とマイペースを貫き、ブルペン入りも急がない。30分間走でも、意識的にペースを調整。新人らしからぬ落ち着いた雰囲気と穏やかな表情が際だった。

 

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