『海外の慰安婦問題報道におけるメディア・スクラム』の続編
プサンの慰安婦像問題を報じる欧米メディアが、どの社も判で押したように全く同じであることへの疑問。”comfort women”はカッコ付きで、「婉曲表現」という但し書きがつき、慰安婦問題を全く知らない読者を洗脳するかのように、「セックスを強要された女性」と説明される。「誰に」が不明瞭であり、朝鮮人業者や娘を売った親に関する説明がないため、日本軍による強制連行を強く暗示している。そして、「性奴隷」というレッテル貼りのオンパレード。
なぜ、こんな単一的な報道になるのだろう、と不思議に思って調べてみたら、オーストラリアで慰安婦像設置に反対する団体、AJCNの代表、山岡鉄秀氏の資料を発見した。 ここで一部を引用したい。
朝日新聞は、慰安婦の強制連行を強く暗示しておきながら、決して「性奴隷」という言葉を使わない。2014年に吉田証言を訂正・謝罪した時、朝日の第三者委員会で「性奴隷」という表現が問題視されたからだ。だが、その代わりに、「慰安婦」という言葉が”euphemisum”(婉曲表現)であるという但し書きを入れる。慰安婦が「婉曲表現」なら、直接表現とは、何か?「性奴隷」しかない。朝日は、『本当は性奴隷と書きたいけれど、日本人が五月蠅いので、「慰安婦」ってことにしておきますよー』と言いたいのだろう。日本の世論なんか怖くない欧米メディアがこれを読めば、当然、直接表現である「性奴隷」を使おうとする。彼らの記事を読むと、「性奴隷」のオンパレード。慰安婦像は「性奴隷像」、慰安婦合意は「性奴隷合意」という具合に、意味もなくこれでもかと繰り返しているのだ。
朝日新聞は、日本を代表するリベラル紙である。その実態は、中国、韓国と結託した反日左翼紙に過ぎないのだが、少なからず、欧米リベラル・メディアは朝日をそう見てきたし、朝日の報道に追随することが常だった。朝日の英語版は、欧米メディアの記者たちが必ず目を通す必須ソースである。慰安婦問題において、朝日の報道スタイルを他社が真似るのは当然だろう。だから、各社全く同じような画一的な反日報道になる。
やっぱり、朝日新聞は変ってなかった。 朝日は今でも懲りもせず、日本人を貶めるプロパガンダを英語でこっそりと展開しているのだ。今後、朝日が慰安婦問題に関する記事に載せる時は、誰が慰安婦に仕事(セックス)を強要したのか、誰が彼女たちを売ったのか、主語(朝鮮人業者や親親戚)を明確にさせ、同時に、吉田証言の捏造報道を朝日が訂正・謝罪した事実を必ず併記させるように要求すべきでしょう。我々日本人の声は、外国メディアにとっては痛くもかゆくもないものの、朝日新聞には十分な脅威となる。それを完全に無視するようならば、朝日にはやはり、潰れてもらうしかない。
【参考】
2年前の2014年12月、慰安婦問題の捏造報道問題で、朝日新聞の木村前社長が引責辞任した後、渡辺新社長が第三者委員会の報告を受けて、英語で謝罪した文章。
”Asahi Shimbun president: We will review reporting and checking system”
(抜粋)
The management’s responsibility is serious. With regard to our special coverage in August on our past reporting of the comfort women issue, while management was involved in the reporting of the editorial division in charge of submitting articles as a crisis management issue, it erred in deciding to not apologize in spite of the fact that we retracted articles concerning the Yoshida testimony.The postponement of publication of Akira Ikegami’s column that pointed out that “if you found mistakes, you should also apologize” was also a case of wrong judgment made by the top management, which stuck to the policy of “we will not apologize.”
人気ブログランキングへ