洋菓子世界一へ再び…クラブハリエ社長、日本代表で仏大会挑む
フランスのリヨンで22、23日に開かれる洋菓子の世界大会「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2017」に、滋賀県近江八幡市の洋菓子職人が日本代表チームの主将として出場する。2回目の世界チャンピオンを目指し、猛特訓に励んでいる。
県内外で洋菓子店を展開する「クラブハリエ」社長でグランシェフの山本隆夫さん(44)。世界最高峰の味と技術を競う15回目の今回は、国内予選を勝ち抜いた22カ国の職人が参加する。3人一組による10時間の団体戦で、山本さんは見栄えを競う氷彫刻と味を競うアイスケーキ部門を担当する。
日本代表の3人は秋以降、本番と同じ時間割に沿って合同練習を週1回続ける。工程は分刻みだ。縦110センチ、横50センチ、厚さ25センチの氷塊を電動のこぎりなどで削る氷彫刻では動物をモチーフにした作品を制作予定で、夜や休日に図鑑を開いて骨格を模写するなど細部まで頭にたたき込む。
山本さんは2010年、米国で行われた別の世界大会でチョコレート細工を担当し、日本代表チームを優勝に導いた。職人を引退し、経営に専念する選択肢もあったが、「どの職人も世界一に輝くと2回目に挑戦しない。ならば僕がチャレンジして、真の世界一になりたかった」と話す。
大会は20万人が来場するシラ国際外食産業見本市の一環で、多くの観客の前で作品と向かい合う。他国チームの情報収集を警戒し、審査員を驚かせる秘策などは公表していない。「緊張せず、リラックスできている。持てる力を発揮するだけです」と少ない言葉に自信をのぞかせる。
【 2017年01月09日 11時50分 】