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「真田丸」熱冷めず 大河ドラマ館来場者、空前の100万人突破 長野・上田
昨年12月18日に放送が終わったNHK大河ドラマ「真田丸」の世界を紹介する「信州上田真田丸大河ドラマ館」(長野県上田市)の累計入館者数が5日、100万人を突破した。昨年1月17日に上田城跡公園にオープンし、県内外から多くの真田丸ファンらを集めた、にぎわいの拠点は今月15日に幕を下ろす。
栄えある100万人目となったのは、東京都府中市から訪れた不動産業、金田健二さん(66)の家族。記念セレモニーでは大台達成を祝うくす玉が割られ、上田市の母袋(もたい)創一市長らから記念品として地元産のイチゴや真田丸グッズ、旅行券などが贈られた。
真田丸の放送がきっかけで同市を訪れたという金田さんは「100万人もの人が来館したということに驚いた。家族でもう一度信州に足を運びたい」と話した。母袋市長は「50万人という当初目標を大きく上回り大願成就だ。今年は上田市の飛躍の年にしたい」と語った。
同館は平成20年に大河ドラマ館として最高の約67万人を集めた「篤姫館」(鹿児島市)をはるかにしのぐ金字塔を打ち立てた。
15日の閉館後、現在の展示物はすべて撤去される。上田市は再整備し、真田氏ゆかりの品などを独自に展示する新施設として4~11月に運営する予定だ。