慰安婦:NYタイムズ「合意を崩壊させてはならない」

韓国人の感情には理解示すも「合意は守られるべき」

 米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は7日(現地時間)、釜山の日本総領事館前に設置された旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像をめぐって韓日の摩擦が激化していることを懸念し「韓日の慰安婦合意は守られなければならない」との立場を示した。

 同紙はこの日「終わらない慰安婦問題」と題する社説で「2015年12月に締結された慰安婦合意は、北朝鮮の核の脅威と中国の影響力拡大に共同で対応すべき韓・日が、対立関係からずっと抜け出せずにいるため、米国政府が合意を仲裁したものだ」として「いま必要なことは、韓日両国と米国が、15年12月の合意が崩れるのを傍観していてはならないという事実を認識することだ」と主張した。釜山の少女像問題については「『日本が慰安婦問題について十分に謝罪していない』という韓国人の深い感情に関係している」としながらも「慰安婦合意には『最終的かつ不可逆的合意』という事実が言及されている」と指摘した。何としてでも慰安婦合意は守られるべきという点を強調したわけだ。

 同紙はまた「韓国は朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が弾劾訴追によって職務停止に追い込まれており、米国はアジア政策に関して非常に不透明な(トランプ)大統領の就任を控えている」として「こうした観点から、(慰安婦)合意を守るべきというのは非常に難しい要求だ。しかし、何もしないでいることが危険であることは明白だ」と懸念を示した。

 同紙は、日本が駐韓日本大使と釜山総領事の一時帰国、韓日通貨交換(スワップ)協定の再開に向けた協議の中断など報復措置に乗り出したことと、韓国が稲田朋美防衛相の靖国神社参拝に抗議したことなど、両国関係が再び緊張状態に陥っていることに言及し「現在の状況を鎮静化させるための努力を並行させなければならない」と指摘した。

ニューヨーク= 金徳翰(キム・ドクハン)特派員
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