タイでサンゴ被害深刻化 保護と観光どう両立

タイでサンゴ被害深刻化 保護と観光どう両立
海洋リゾートが盛んなタイの海では、近年、観光客やダイバーによって貴重なサンゴが傷つけられる被害が深刻化しており、環境保護と観光産業をどのように両立するかが大きな課題となっています。
タイの海岸では、近年、マナーの悪い観光客やダイバーによるサンゴの被害が問題となり、特に南部のタチャイ島とユーン島の2つの島では、サンゴが折られたり落書きされたりなど被害が深刻になっています。

タイ政府は、この2つの島への立ち入りを禁止する一方、国の経済を支える観光産業に影響を与えずにサンゴを守る方法の検討を重ねており、8日、タイ南部の国立公園で国立公園の責任者や専門家らを集めた会議を開きました。

会議では、海岸での監視員の数を増やすべきだといった意見や、一度にダイビングできる人数を制限するべきだといった意見が出されたほか、タイ国立海洋公園局のナッタポ-ン局長は「今、われわれがサンゴを守ることを考えなければ、将来、サンゴがタイの海から消えてしまうだろう」と話していました。

タイ政府はことし、適切に管理されたダイビングポイントを新たに3か所設ける方針で、サンゴの保護と観光産業の振興をどのように効果的に両立させるか、オーストラリアなどほかの国の例も参考にしながら対策を検討することにしています。