(CNN) ミシェル・オバマ米大統領夫人は6日、ホワイトハウスからの最後のスピーチで、米国の若者たちに「恐れないで」と励ましの言葉を掛けた。

各地の高校で活躍するスクール・カウンセラーの表彰式で語った。ホワイトハウスから去る日を2週間後に控えたミシェル夫人は、「皆さんのファーストレディーだったことは人生最高の栄誉。皆さんに誇らしく思っていただけたなら幸いです」と述べた。

スピーチの終盤では、何度も声を詰まらせながら「若い人たちに知ってほしい。あなたたちは大事な存在だということ、居場所があるということを」「だから恐れたりしないで。聞こえますか。どうか恐れないで」と呼び掛けた。

さらに「目標を見据えて、強い決意と希望を持ち、良い教育を受けることで自分に力をつけなさい。社会に出たらその教育を活用して、あなたたちの限りない未来にふさわしい国を築いてください」と語った。

ミシェル夫人はこの8年間、教育問題や肥満対策、軍人家族への支援などに取り組み、ホワイトハウスのスピーチでもさまざまな話題を発信してきた。この日の表彰式も、自ら主導してきた高等教育推進事業の一環だ。

ファーストレディーとして公の場に登場する機会としては、最後に11日夜のテレビ番組への出演が予定されている。