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「アナーキスト 愛と革命の時代」のストーリーや見所を紹介!

DVD/ドラマ/洋画

アナーキスト達がいたパリ

19世紀末のパリには、自らの理想を達成する為には犯罪を行う事にためらわないアナーキスト(無政府主義)がいました。フランスの警察は、このアナーキストをマークするためにスパイを送り込みますが、このスパイはアナーキストの女性と禁断の恋をしていくのです。

「アナーキスト 愛と革命の時代」のキャスト

パリで暗躍するアナーキスト

19世紀末の不公平な社会に異議を唱えるアナーキストと警察が激しく戦うなかで、禁断の愛が展開される「アナーキスト 愛と革命の時代」に出演したキャストを紹介します(一部のキャストを紹介しているので、この他にも出演しているキャストはいます)。

ジュディット(演:アデル・エクザルコプロスさん)

アナーキストの男性「ウジェーヌ」の恋人ですが、警察のスパイ「ジャン」と愛し合うようになって三角関係になってしまうのです。この映画では体当たりの演技で、服を脱ぐシーンなどがあるので、この映画を親子で見ようと考えている方は注意したほうが良いでしょう。

ジャン(演:タハール・ラヒムさん)

警察のスパイとしてアナーキスト達の所へ潜入しますが、途中からアナーキスト達を騙している事に罪悪感を感じるようになって、苦しむようになります。さらにアナーキストの女性ジュディットに恋をしてしまうのです。

ウジェーヌ(演:ギョーム・グイ)

アナーキストのリーダー的存在で、途中から参加してきたジャンを信頼します。しかし、ジャンを信用し過ぎた事によって、ウジェーヌには悲しい結末が待ち構えている事に?

「アナーキスト 愛と革命の時代」のストーリー

パリを舞台にしたアナーキストの物語

パリで暗躍していたのがアナーキストで、国家から危険な存在と思われて警察から睨まれていました。このまま放っておくのは危険と考えた警察はジャンをスパイとして送り込もうと考えます。

スパイとして見込まれたジャン(起)

スパイ活動を始めるジャン

警察はジャンがスパイとしてふさわしいのか色々と質問をしていき、ジャンがスパイとして適役と感じます。そこで、ジャンにアナーキストの情報収集を命じます。そこで、ジャンは仕事中の恋人に会いに行き、別れを告げに行きます。そんな冷たい仕打ちをしたジャンに対して、恋人は軽蔑してしまい、二人は別れる事になります。

ジャンはアナーキスト達の情報を収集するために、劣悪な環境の職場で働く事になります。ここではボロボロの作業着で、耳が痛くなるほどの音を聴きながら重労働をしていくのです。そんな職場で、休憩中にビスキュイと下品な冗談を交わして笑い合います。ビスキュイによって、ウジェーヌやエリゼ達と知り合う事になります。ジャンはすぐに警察へアナーキストと接近する事を伝えます。

ジャンはアナーキスト達の集会に参加して、美しき女性ジュディットを初めてみかけます。その後、ジャンは多くのアナーキストと知り合って、ジュディットと軽く会話を交わしていき、仕事は順調に進んでいるように思われました。

ジャンの情報収集(承)

アナーキストのなかにいた美女

スパイ活動を続けながら、ジャンは上司の所へ行き、アナーキストの情報を報告します。ジャンはありのままの報告をしていき、女性が2人いる事を伝えたら、上司に「美人か?」と聞かれます。しかし、ジャンは「横柄で好みじゃない」と答えるのです。

上司はアナーキスト達は恋に敏感だから、スパイである事ばバレないように忠告します。ジャンはアナーキスト達が近いうちに集会する事を伝えます。そして、その集会が行われたら、ジャンの報告を受けていた警察が大挙としてアナーキスト達を逮捕しようと突入してきました。ジャンは体をはってアナーキスト達を守る素ぶりを見せてウジューヌの逃亡を助けます。

アナーキスト達はその後もパリで集会を開き、現在の社会の不公平さに異議を主張しておきながら、影で盗みを働いていきます。ジャンは、犯罪行為に反対をしましたが、結局はその盗みを手伝うハメになり神に謝りながら、昔の兵士の遺体から指輪を盗み出しました。

親密になる2人(転)

アナーキストの女性と恋に落ちるスパイ

ジャンはジュディットと廊下で2人っきりになり、キスをしようとします。ジュディットは恋人がいるのでキスを拒もうとします。しかし、ジャンに口説かれて、ついにキスをしてしまいます。

後日、ウジェーヌは以前にジュディッドがいなかった事について、責めてしまいます。ジャンは席を外して二人きりにさせますが、その後にジャンの部屋へジュディットが独りでやってきます。そしてジャンとジュディットは熱いキスを交わしながら服を脱いで抱き合うのです。ついに2人は超えてはいけない一線を超えてしまいました。

後日、ジャンは警察に追われたアナーキストの仲間と会う事になります。その男はジャンを見るなり、素性を怪しみます。そして、警察のスパイではないかと疑い始めて、ジャンは怒ったフリをして危機を脱します。

苦悩するジャン(結)

ジャンの苦悩を表す画像

ジャンは誕生日をアナーキスト達に祝ってもらい、ビスキュイからハットをプレゼントされます。そして記念撮影までしてもらい、ジャンは一時的とは言え幸福感に包まれていたのかもしれません。しかし、アナーキスト達は盗みを辞めようとはしなかったのです。

それから、アナーキスト達が酒を飲みながらダンスをするなかで、ビスキュイがクロチルドという女性と付き合っている事を仲間達に知らせて幸せの絶頂にいました。しかし、アナーキスト達は銀行を襲う計画を立ててしまいます。ジャンは上司に銀行を襲う前に逮捕してくれと頼みますが、上司は銀行を襲った後に逮捕だと言い放ちます。ジャンは警察のやり方についていけずスパイを辞めようとしますが、上司に脅されて辞められなくなりました。

アナーキスト達は銀行を襲いますが、ビスキュイが撃たれてしまいます。ビスキュイをある所まで連れていき、ビスキュイは死ぬ前に付き合い始めた女性と結婚に誓いをして生き絶えてしまいました。アナーキスト達は、ビスキュイを失った怒りから、爆弾を作って検事に送りつけようとします。アナーキスト達は建物へ入って行きますが、ジャンはジュディットだけは巻き込みたくないと思ったのか外へ待たせます。そして建物の中へ入っていったら警察が待ち変えて、アナーキスト達には衝撃的な結末が待っていたのです。それを遠くから見ていたジュディットは悲嘆にくれてしまい、アナーキストの物語は終わりを告げます。

「アナーキスト 愛と革命の時代」の見所

アナーキストの物語の見所を説明する女性

ジャンは警察のスパイとして、当初こそ仕事に情熱を持っていましたが、途中からスパイの仕事に嫌気をさしていきます。そして、犯罪行為を重ねるアナーキストに嫌悪感を抱きながら、仲間として迎え入れてくれた事には感謝をしてしまうのです。

この映画は、禁断の愛だけではなく、スパイの仕事がいかに過酷で大変であるか?それがひしひしと伝わってきます。もちろんジャン・ジュディット・ウジェーヌの三角関係も、この映画の最大の見所でしょう。しかし、私はスパイであるジャンが苦悩しながら、恋人や仲間達を裏切っている事に苦悩していく所が、最大の見所に感じてしまうのです。

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