動物園のサルにたき火で焼いた焼き芋 仙台1月9日 4時07分

厳しい寒さを乗り切ってもらおうと、仙台市の動物園で、サルにたき火で焼いた焼き芋が与えられ、訪れた人たちが工夫して食べる様子を見守りました。

仙台市の八木山動物公園では、毎年寒さが厳しいこの時期に、ニホンザルのサル山でたき火をたいて焼き芋を作る催しが行われています。

８日は、大勢の家族連れが見守るなか、まず飼育員がまきを積んでたき火を始めました。およそ５０匹のサルは、最初遠くからたき火を見つめていましたが、およそ２０分後に焼き芋が完成するとわれさきに取り合っていました。ほかのサルに奪われないよう熱いのを我慢して食べる姿が見られましたが、中には池の水で冷ましてから食べるサルもいました。

動物園によりますと、たき火を使った焼き芋作りは、８年前から行っているということで、サル山に長く住み食べ方を学習しているサルもいるということです。

家族で訪れた小学２年生の男の子は「焼き芋を水に冷やしていたので、頭がいいなと思いました」と話していました。このイベントは、１５日にも開かれる予定です。