20代から始める資産運用
近頃、資産運用に関して、トランプさんへの期待で「今が買いだ!!」っていうニュースをよく見ます。
そして、知人から「投資を始めたいと思う。100万円あるんだけど何買えばいい?」など聞かれるようになりました。
投資に挑戦する20代が増えるのは個人的に嬉しいことです!
しかし、私は神様ではないので儲かる銘柄などわかりません。わかってたら自分で買います^^;
また、儲かりそうな銘柄を知りたいのだったら、売っている雑誌やその辺の株式情報サイトを見た方が確実だと思います。
なら、私にできることは何か。
それは「投資を始めるきっかけを与えること」。また、「その人その人に合った投資を考えさせること」です。
投資に興味を持ってもらえる情報を発信したり、投資をスタートするきっかけを与えたり、時には親身に相談に乗ってあげることです。
人生これからの同世代の人たちにとっては、それが一番大切なことだと思っています。
人生100年。お金に関する知恵はつけておくに越したことありません!!
というわけで、今後「20代から始める資産運用」というテーマの記事も書いていきます。
- 投資を始める前に絶対に考えるべきこと
- 20代に始めやすい資産運用
- どこの証券会社を利用するべきか
- 確定拠出年金や持株会について
- 20代向けの勉強方法
などなどを、元証券会社の目線で、
また、周囲にいる運用のプロ達の意見を取り入れながら書いていきます。
「投資を始めてみようかなー」と思う20代の人は、参考にして頂ければ幸いです^^
投資を始める前に絶対に考えるべきこと
今回は、投資を始める前段階についてです。
投資を始めようとしても、何からやっていいかわからないと思います。
実際、始めるのは簡単です。
銀行と同じように金融機関の口座を開設し、お金を入金して商品を買うだけ。
また、投資って敷居が高いように思われがちですが1万円あれば何かしら始められます。
しかし、まず第一に考えるべきことがあります。
「投資に使うお金はどうゆう資金性格か」
「どうゆう投資方針で運用をしたいか」
この2点を自分の中で整理することが大切です。
そして何に投資していくかを大まかに考えます。
証券会社にも個性がありますので、口座開設はその後です。
投資に使うお金はどうゆう資金性格か
まず考えるべきは資金性格。
運用に回そうとしているお金は「自分にとってどうゆう位置づけなのか」を明確にします。
同じ100万円でも、人によって価値が違います。
例えば、
安定収入の無い私と、年収1000万円の会社員Aがいて、お互い超ハイリスクな投資に挑戦したとします。
そして、運悪く100万円がゼロになったとします。
会社員Aは、生活への支障はさほど無いでしょう。
しかし、生活カツカツの私は死活問題…! 裏社会に内臓を売却しなければいけないかもしれません('ω')
同じ金額でも、その人に合った投資先は様々です。
私が100万円で投資をするならハイリスクなものではなく、できるだけ安全性が高く即金性のあるものがベストでしょう。(そんなん預金くらいしか無い)
つまり、資金性格を考えるとは、
- 無くなってもいい遊び金なのか
- 減ると生活に支障をきたすお金なのか
- そのうち家や車を買ったりで使う予定のお金なのか
というような、余裕資金か生活資金かをハッキリさせること。
また、その資金は
- 目先は使わなそうなお金なのか
- 近い将来 使う可能性のあるお金なのか
- 一生 銀行に置きっぱなしになりそうだったお金なのか
というような、運用に掛けられる期間をハッキリさせることが重要です。
(一般的に運用は時間を掛けた方が勝ちやすいです)
生活資金で近い将来に使いそうなお金ならリスクは取れません。
しかし、生活資金でもしばらく使わないお金なら少しリスクを取れます。
投資を始める入口として、
この「余裕資金か」と「運用期間」という資金性格を自分の中で明確にする必要があります。
どうゆう投資方針で運用をしたいか
資金性格を整理した後は、どうゆう 投資方針 で運用したいかです。
「お金の性格」の次は「自分の性格」を考えます。
- あまり増えなくても、できるだけ損をしたくない!
- 直近リスクありでも、5年後に値上がりしてたらOK!
- 刺激が欲しい!短期で大きな儲けを狙いたい!
- 値上がり益よりも、長く持って配当や株主優待を楽しみたい!
- 多少損してもいいから、経済の勉強になるような投資をしたい!
など、考え方によって選ぶ投資先は変わってきます。
リスクに対する考えなどで本当に十人十色です。
また、細かいことを言うと
- 運用の知識・経験が豊富かどうか
- 日常で投資に割ける時間はどれくらいあるか
なども考えるとベストです。
運用と言っても、
株式、債券、リート、投資信託などなど、非常に多くの種類があるのです。
株式でも国内外で何千もの投資先が選べます。
そしてそれらを分散して組み合わせるのがベターです。
各金融商品で、それぞれリスク度合い、商品の複雑さが違ってきます。
そのため、自分の投資方針なるものをしっかり確立させることが大事です。
次回に続く
以上のように「資金性格」や「投資方針」を整理することで、
自分は運用でどれくらいのリスクがとれるか、そして何に投資するのが自分に合っているかが見えてきます。
投資はかなり神経を使います。仕事中も自分が投資したものの値動きが気になって仕事にならないこともあるでしょう。
何事も始めてみなきゃわからないですが、お金の話なのでマインドはしっかり固めておくべきです。
投資先に関しては、また次回説明します!
ではでは