メンディリバル、乾の能力を称賛も足りない部分があるとも述べる。
7日のリーガエスパニョーラ第17節、エイバルは本拠地イプルアでのアトレティコ・マドリー戦を0-2で落とした。ホセ・ルイス・メンディリバル監督は試合後、MF乾貴士が「まるで絵に描いたような選手」であると、同選手の能力を称賛している。
この試合で先発出場を果たした乾は、積極果敢なドリブルなどでエイバルの攻撃の起点に。対面するアトレティコの右サイドバック、DFシメ・ヴルサリコはこの日本人MFのプレーにきりきり舞となり、ディエゴ・シメオネ監督はハーフタイムに同選手をDFフアンフラン・トーレスに代えて対応した。
メンディリバル監督はアトレティコ戦後、乾という選手の能力に疑いの余地がないと断言。「彼は並外れたクオリティーを有しており、まるで絵に描いたような選手だ。良いプレーを見せてくれる」と述べた。しかし一方で、日本人MFにはまだ課題があるとの見解も示す。それは「従順過ぎる」ことだという。
「彼という人間は、あまりにも従順過ぎる。いつも言われたことだけをやろうとするんだ。彼には競争に臨む、ということが欠けている。アトレティコはそれができていたが、彼は苦労を強いられていた。まあ、少しずつだがずうずうしくなっているし、チームメートは彼とのプレーを楽しめているね」