ソウル市中心部の光化門広場で7日に行われた朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の即時退陣を求める11回目のろうそく集会で、64歳の僧侶が焼身自殺を図った。僧侶は全身にやけどを負って重体だという。ソウル・鍾路警察署によると、「チョンウォン」の法名を名乗るこの僧侶は7日午後10時30分ごろ、ろうそく集会会場近くの草むらで、引火性の液体を浴びて自ら火をつけた。僧侶はすぐにソウル大学病院に搬送されたが、全身の70%以上にやけどを負っており、意識不明の重体だという。
警察は現場で、僧侶が書いたスケッチブックと所有物を発見した。スケッチブックには「警察は内乱事犯の朴槿恵を逮捕せよ」「私の死はいかなる集団の利益にもならず民衆の勝利にならねばならない」と遺書めいたものが書かれていた。僧侶はこの日午後8時ごろ、自身のフェイスブックに「朴槿恵とその一味らを必ず追い払わねばならない。さようなら。どうか勝利してお幸せに」と書き込んでいた。
僧侶が所属していた自主平和統一実践連帯は8日、僧侶の抗議の焼身自殺に関して「非常対策委員会」を立ち上げ、警察に僧侶の携帯電話とタブレットPCの返還を要求。僧侶は昨年1月、韓日慰安婦合意の交渉案の破棄を主張して韓国外交部(省に相当)の正門に火炎瓶を投げ付けようとしたとして起訴され、懲役8月(執行猶予2年)を言い渡されていた。