【ワシントン西田進一郎】韓国系米国人団体などは24日、慰安婦問題を巡る昨年末の日韓合意を批判する集会を首都ワシントンの日本大使館前で開いた。主催団体の一つは、慰安婦を象徴する少女像をワシントン市内か隣接する州に設置する計画を明らかにした。ワシントン近郊では2014年、南部バージニア州の郡庁舎敷地内に慰安婦問題に関する石碑が設置されたが、慰安婦を象徴する少女像が首都近郊で設置されれば初とみられる。
同州を拠点とする韓国系米国人による非営利団体「ナビ」の中心人物、チョ・ヒュンスクさん(38)が明らかにした。韓国の元慰安婦支援団体「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会」と連携し、設置計画を最近始めたという。チョさんは「世代を超えて歴史を教育するものになる」と説明した。
チョさんによると、日韓両国で移転を巡り問題となっているソウルの日本大使館前に設置されている少女像と同様の像を韓国から持ち込む予定。設置先はワシントン市内か隣接するメリーランド、バージニア両州内の公共空間を希望しており、自治体などとの協議を始めたい考えという。12月10日の「世界人権デー」までの設置を目指すとしている。