大規模火災で全焼の日本料理店 弁当の提供再開 新潟 糸魚川
新潟県糸魚川市の大規模火災で全焼した老舗の日本料理店が、火災から2週間余りたった8日、地元の観光列車への弁当の提供を再開し、再建に向けた一歩を踏み出しました。
去年12月22日に糸魚川市で発生した大規模火災では、住宅や店舗など144棟が焼け、このうち、江戸時代から続く老舗の日本料理店「鶴来家」も店舗が全焼しました。
鶴来家は、食事を売りの1つにしている地元の観光列車に弁当を提供していて、店主の青木孝夫さんは弁当の提供が途絶えないよう、火災からおよそ1週間後に自宅の庭に仮設の調理場を設けて準備を進めてきました。
青木さんは、8日、娘2人とともに早朝から仕込んだ弁当26食分を車に積み込み、糸魚川駅に向かいました。そして、弁当が型崩れしないよう慎重に列車内に運び込んだあと、「いらっしゃいませ」と大きな声をかけながら乗客一人一人を出迎えていました。カニやイクラなどを使った弁当のメニューは被災前と変わっていないということです。
群馬県から訪れた乗客の男性は、「被災後すぐに再開し、老舗の気概を感じる。食事が楽しみだったので、その気概も味わいたい。再建に向けて頑張ってほしい」と話していました。
青木さんは、「多くの励ましの言葉をかけてもらい、再建への思いを強くしました。これからは弁当づくりから始めて、老舗を復活させたい」と話していました。
鶴来家は、食事を売りの1つにしている地元の観光列車に弁当を提供していて、店主の青木孝夫さんは弁当の提供が途絶えないよう、火災からおよそ1週間後に自宅の庭に仮設の調理場を設けて準備を進めてきました。
青木さんは、8日、娘2人とともに早朝から仕込んだ弁当26食分を車に積み込み、糸魚川駅に向かいました。そして、弁当が型崩れしないよう慎重に列車内に運び込んだあと、「いらっしゃいませ」と大きな声をかけながら乗客一人一人を出迎えていました。カニやイクラなどを使った弁当のメニューは被災前と変わっていないということです。
群馬県から訪れた乗客の男性は、「被災後すぐに再開し、老舗の気概を感じる。食事が楽しみだったので、その気概も味わいたい。再建に向けて頑張ってほしい」と話していました。
青木さんは、「多くの励ましの言葉をかけてもらい、再建への思いを強くしました。これからは弁当づくりから始めて、老舗を復活させたい」と話していました。