尖閣諸島沖で中国海警局の船3隻が一時領海侵入

尖閣諸島沖で中国海警局の船3隻が一時領海侵入
8日午前、沖縄の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船3隻がおよそ1時間半にわたって日本の領海に侵入し、海上保安本部が再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。
第11管区海上保安本部によりますと、8日午前10時前、尖閣諸島の魚釣島の沖合で、中国海警局の船3隻が相次いで日本の領海に侵入しました。

3隻は、およそ1時間半にわたって領海内を航行し、いずれも午前11時半までに領海から出たということです。

3隻は午前11時半現在、魚釣島の西南西およそ24キロの日本の接続水域を航行していて、海上保安本部が再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。

尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船が日本の領海に侵入したのは、今月4日以来です。

外務省が中国に抗議

沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船3隻が、日本の領海に侵入したことを受けて、外務省の金杉アジア大洋州局長は、8日午前、東京にある中国大使館の次席公使に対し、「尖閣諸島は日本固有の領土で、領海への侵入は日本の主権の侵害にあたる」として、電話で抗議しました。
また外務省は、中国・北京の大使館ルートを通じても同様の抗議を行いました。