高橋香が駆け抜けた道
平成19年5月12日、トレイルマラソンレース出走中急逝した弟について、お声をお聞かせ下さい。
追悼慰霊祭間近
5月12日 『チャレンジャーズ・レース2007』100Km
エントリー 出走中、権入峠手前にて倒れ、懸命な救命措置も虚しく還らぬ人となってしまった 『トレイルランナー 香』 の現地追悼慰霊祭が一週間後となりました。

K氏のご尽力により準備は順調に運び、手元に製作納品しましたレリーフの設置許可も現地統括森林組合より正式に承諾頂けましたので、大変喜ばしい事です。
本当にK氏には感謝致しますと共にお礼申しあげます。

慰霊祭当日、20数名の方がご参加頂けるようで、生前中の香のお話を皆さんからお聞き出来る事を大変楽しみにしております。

生前 香 がランニングに使用しておりました シューズ・Tシャツ などを
お持ちしますので、使用感が有るものばかりではございますが
かたみ分けとしてお持ち帰り頂ければ幸いでございます。

愛用シューズの一部


又、今回 レース出走中の香の事故に関する事故報告書を遺族側からの見知から作成し、当日ご参加頂いた方に配布出来る様製本を進めております。

※本来主催者側が事故報告書を作成すべき事と思いますが
『チャレンジャーズ・レース2007』主催者及びNPO事業団との連絡・事故報告は求めているものの相手側からの回答が一切返ってきませんので。
今回の事故に関して責任追及を恐れ逃げているようですね…
このようないい加減な組織による競技が現実として行われていることに憤りを感じます。

今後競技に参加される方々は充分大会要項を読み、主催者組織の規模及び運営の歴史・運営内容・主催者による緊急時の対処・※山岳保険内訳 等を直接主催団体に確認・納得したうえで申込願います。
安易にトレイルコースの魅力だけで参加してはなりません。

命は一つしかありません、あなただけの命ではありません。楽しく・事故のないトレイルランを切に望みます。
あなたと笑顔で会える、それが何よりのしあわせ・・・

慰霊祭当日晴天の中、沢山の方々とお会い出来ることを楽しみにしております。

【2007/08/25 20:19】 未分類 | トラックバック(1) | コメント(1) |
日盛山トレイル
8月18日(土)
ちょっと足を伸ばし、大串半島手前の日盛山までランニングしてきました。
朝 6:30 スタートし国道沿いを走るのですが、土曜日なので交通量はさほど多くはなく、大型トラックの強烈な風圧と排気ガスを吸いながらのランは免れたもののやはり舗装路は足へのショックが大きくペースがなかなか上げられませんでした。

日盛山は標高183mHの小山で、山頂には電波塔群があります。

日盛山


大串半島への標識


日盛山 山頂への林道からは木立の中を走るため、涼風が気持ちが良く
途中サラブレッドに乗馬されている人達と挨拶を交わし、山頂へと到着しました。

林道を走る


ここは7〜8年前までは香川県帰省の際、アマチュア無線の移動地としてよく訪れた場所で当時とまったく変わっていませんでした。
ここからの眺望は最高で360°大パノラマです。
そのため電波も良く飛び、夏のEスポシーズンには 50MHz BAND で日本全国や海外のアマチュア無線家との交信が楽しめました。

又 春は 5,000本の桜並木が有名でシーズンには沢山の花見客で賑わいます。

高松市(屋島・五剣山)方面


讃岐山脈方面


淡路・徳島市方面


瀬戸内・小豆島方面


帰りは大串半島経由にて帰る予定でしたが、携帯電話のGPSナビはあてにならず訳分からんルートガイドを示すので、もと来た道を走って帰りました。

5時間程のランニングでしたが、暑かったので、香が 2006 TJAR 完走時の様な
気分でそのまま海へと向かい、飛び込んじゃいました。
気持ちい〜 (^0^)
【2007/08/19 19:07】 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) |
盆帰省
平成19年2月以来家族全員で家内の実家(香川県)へ帰省することができなかったので、8月14日(火)〜21(火)にかけて盆帰省することになりました。

当初輪行する予定でしたが、帰省ラッシュの中ではジャマになるので止め、トレイルランニングすることに決めました。

帰省早々夕方の涼しくなった時間を見計らって、近くの小山にランニングしてきました。舗装路は足にかかる負担が思った以上に大きく、また自転車と違って使う筋肉が違うので、2.5時間ほどのランニングでしたが結構きつかったです。




翌15日(水)/16(木)は早朝トレイルにて雨滝山(標高253mh)に行ってきました。

雨滝城祉


雨滝山頂


雨滝山頂よりの眺望


そしてもう一つの楽しみである、持参したハンディ無線機(430MHz BAND FM)にて兵庫県や愛媛県のアマチュア無線家と交信を楽しみ下山となりました。
かつてアマチュア無線は趣味の王道などと呼ばれ 各BAND内は空き周波数がないほど賑やかでしたが、携帯電話の普及と共に運用人口が激減し、現在は寂しい限りです。私は普段 HF BAND CW による国内外無線局とのモールス交信が殆どで、今回の周波数(430MHz BAND FM)は数年ぶり。
うまくオペレート出来ず緊張しました。

アマチュア無線交信中


しばらくは近距離でのランニングで足慣らしをし、徐々に距離・標高を伸ばそうと思っています。といっても標高2000メートル級は私には無理ですね(~_~;)

【2007/08/16 21:30】 未分類 | トラックバック(0) | コメント(2) |
伊吹山登山
香の救助に携わって下さった方々への挨拶が一通り済み

 7月22日(日) 四方山話会の方々との懇談会
 7月23日(月) 親族慰霊登山
 9月01日(土) 追悼慰霊祭 決定

と、少しずつ気持ちの整理と時間に余裕が出てきました。

今まで 京都 〜 浜松 の帰省が多く、自宅を空ける事が多かったので
家族サービス?を兼ねて、久しぶりに近畿近郊の山への登山をしようと思い
8月09日(木) 家族で伊吹山へ行って来ました。

伊吹山(標高1,377m)は 滋賀県米原市(旧:坂田郡伊吹町)に位置する独立峰で
古代の英雄 日本武尊に致命傷を与えたとされるのが伊吹山の神であり、琵琶湖の東にそびえ立つ伝説の山は多くの和歌にも詠まれてきました。
現在は高山植物の宝庫として知られ、シーズンには沢山のハイカーで賑わいます。

伊吹山


私は毎日ロードレーサーで80km程走っているので足には自信がありますが
家内と子供達はまったくダメなので,
一合目からの登山は3対1で却下され三合目までゴンドラを利用する事となりました。約8分で標高500mを稼ぎます。

ゴンドラ乗り場


急勾配でガレ場が多く狭い登山路は歩きにくい為、三人共バテバテの様子でしたが 2時間程で山頂に到達出来ました。
下界は快晴でしたが山頂はガスが流れ、雲も多かったので眺望は良好とは言えずはっきりとした北アルプスの峰々を臨むことは残念ながら出来ませんでした。

眼下に琵琶湖・長浜市を臨む



山頂の日本武尊像



山頂一帯は『お花畑』と呼ばれ周遊路も整備されていますが、期待していた高山植物の数は思ったほどではなく(北アルプスで沢山見ているからか)期待外れでした。

シモツケソウ


伊吹山は山頂近くまでドライブウェイが延びており、マイカーで軽装手軽に来れ山頂に大型売店があるため、時間が経つにつれ山頂は人集りとなり、登山の雰囲気が壊されたので昼食を済ませ草々に下山となりました。

下りは長女と共に『トレラン』気分で駆け下り、中学生の登山者集団がびっくりしてました。

結構面白いものだなあと二人で話して 『香もこの楽しさの虜になったのかな?』と・・・

下山


三合目まで下山しホテルのレストランで頂いた生ビールは格別な味でしたね。
帰りの電車は京都まで皆熟睡でした。

JR近江長岡駅ホームより伊吹山を臨む



【2007/08/11 18:59】 未分類 | トラックバック(0) | コメント(1) |
事故報告
2007.8.1(水)配達証明にて

 チャレンジャーズレース2007年
           実行委員会           委 員 長  K氏
           NPO******事業団  代表理事 T氏

宛に今回のトレイルレース参加中死去した 『エントリーN0.157 香』 の事故当初の状況・大会本部の対応・諸機関への救助要請・レース参加者への指示・親族への連絡
そして医学的な面からこの様な事故は事前予知・予防が可能か?等をまとめた 『事故報告書』 を遺族として作成し、インターネットを含む各方面に公開する旨の文書を送付しました。

報告書の内容は、事故以来故人の友人、ご協力頂いた方々への直接訪問・情報収集、電話・電子メール・ブログ 等でお教え頂いた事項を中心に構成し作成する予定です。

2007.6.26(火)同じく簡易書留にて事故報告書提出願いを送付しておりましたが、先方が受取拒否するなど遺族に対する誠意がまったくありませんでしたので
再度の催促となります。

事故当時レースを中断し 『香』 の救助に携わって頂いた沢山の方々・夜遅くまで署に残り事故状況を説明して下さった方・病院・警察署・山岳救助隊 等 関係先への活動終了後の挨拶は、主催者側からは一切行われてないとの情報を得ております。

現時点では下記宛への督促状及び現在制作中の事故報告書のブログ上公表は致しませんが
 チャレンジャーズレース2007年
           実行委員会           委 員 長  K氏  
           NPO******事業団  代表理事 T氏
の今後の私どもへの対応如何によっては、全面公開致します。

本来 レース中における事故・トラブルに関する報告書は主催者側が作成し、
関係者へ報告する義務があるかと思いますが、
遺族として今回の主催者側の非協力的な対応には非常に怒りを覚えます。

参加条項に必ず記載されている 『自己責任』 とは主催者の出来うる限りの対応の上に成り立つものと私は思います。
自然を破壊せず、人に迷惑をかけず、なによりも自力で生きて戻るためには
主催者側の綿密かつ迅速な緊急時の対応・指揮力が必要不可欠です。

先日ブログにて親族の慰霊登山をご紹介致しましたが、権次入峠までは携帯電話は 『圏外』 表示で全く外部との連絡が絶たれました。
これでは緊急時の連絡・救助要請が行えません。

私はアマチュア無線家 『JJ3HIY』 なので入山時は必ずハンディ無線機を持参します。
430MHz BANDでは標高・ロケーションにもよりますが 50〜200km程度の交信が常時可能だからです。

長くなりましたが、主催者側のレース運営に対する管理体制の改め、そしてそのレースに参加するランナー1人1人 皆様のトレイルマラソンへの意識の見直し及びレース実施要項の充分な確認が必要と思います。
日本でのトレイルマラソン人口が急増している昨今、『香』 の様な辛く悲しい事故を二度と起こさないためにも・・・


ランナー香への献花




【2007/08/03 00:06】 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) |


Taka
  • Author:Taka
  • 三人兄弟の次男・香の兄です。
    皆がそれぞれの人生を進み、ここ20年ほとんど会う事も無く、じっくりと兄弟そろって話をする機会がありませんでした。
    香が皆様とどのようなお付合いをし、お話をされて自分の人生を全うしたのか、よろしければお聞かせ願えないでしょうか。

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