イラクとトルコ関係改善へ 対ISで協力に期待
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トルコが隣国のイラクに軍を駐留させたことから両国の関係が悪化していましたが、イラクのアバディ首相は「トルコ側がイラクの主権を尊重すると約束した」と発表し、過激派組織IS=イスラミックステートとの戦いで協力が進むことが期待されます。
トルコが過激派組織ISと戦うイラク人の民兵を訓練するためとして軍をイラク北部に駐留させたのに対し、イラク政府は主権の侵害だと反発して、両国の関係は悪化していました。
この問題をめぐって、イラクのアバディ首相は7日、首都バグダッドを訪問したトルコのユルドゥルム首相と会談しました。
会談後の共同記者会見で、アバディ首相は「トルコ側がイラクの主権と領土の一体性を尊重すると約束し、軍を撤退させることで合意した」と述べました。
一方、トルコのユルドゥルム首相は「地域が平和になれば、問題は解決する」として撤退を明言しませんでしたが、「双方の繁栄のために協力を続ける」と述べ、イラクとの関係改善に取り組む考えを示しました。
これにより、イラク軍が進めている第2の都市モスルの奪還作戦など、ISとの戦いで協力が進むことが期待されます。
会談に先立ちアバディ首相は、イラク北部に拠点を持つクルド人武装組織がトルコを攻撃することを認めない姿勢を強調していて、地元メディアは、このことがトルコ側の歩み寄りにつながったと伝えています。
この問題をめぐって、イラクのアバディ首相は7日、首都バグダッドを訪問したトルコのユルドゥルム首相と会談しました。
会談後の共同記者会見で、アバディ首相は「トルコ側がイラクの主権と領土の一体性を尊重すると約束し、軍を撤退させることで合意した」と述べました。
一方、トルコのユルドゥルム首相は「地域が平和になれば、問題は解決する」として撤退を明言しませんでしたが、「双方の繁栄のために協力を続ける」と述べ、イラクとの関係改善に取り組む考えを示しました。
これにより、イラク軍が進めている第2の都市モスルの奪還作戦など、ISとの戦いで協力が進むことが期待されます。
会談に先立ちアバディ首相は、イラク北部に拠点を持つクルド人武装組織がトルコを攻撃することを認めない姿勢を強調していて、地元メディアは、このことがトルコ側の歩み寄りにつながったと伝えています。