安倍首相 少女像の撤去求める考え示す

安倍首相 少女像の撤去求める考え示す
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安倍総理大臣はNHKの「日曜討論」で、韓国プサン(釜山)の日本総領事館の前に慰安婦問題を象徴する少女像が設置されたことについて、韓国は慰安婦問題をめぐる日韓合意の義務を履行する必要があるとして、ソウルの日本大使館前の像も含め撤去を求めていく考えを示しました。
この中で、安倍総理大臣は、韓国プサンの日本総領事館の前に慰安婦問題を象徴する新たな少女像が設置されたことについて、「慰安婦問題の日韓合意は最終的かつ不可逆的な合意だとお互いに確認している。日本は誠実に義務を実行し10億円をすでに拠出している」と指摘しました。
そのうえで安倍総理大臣は、「次は韓国がしっかりと誠意を示して頂かなければならない。それはたとえ政権が代わろうとも実行するのが国の信用の問題だ」と述べ、ソウルの日本大使館の前に設置された少女像も含め撤去を求めていく考えを示しました。

また安倍総理大臣は、先の日ロ首脳会談で北方領土での共同経済活動の実施に向け検討を始めることで合意したことについて、「北方四島に住むロシア人の人々が理解を示さなければ北方領土は返ってこないという現実に向き合わなければならない」と述べました。
そのうえで安倍総理大臣は、「日本人とロシア人が四島で共同経済活動をする。これは間違いなく平和条約の締結に向けて大きなプラスになる。四島の帰属を解決して平和条約を結ぶ道筋の中に共同経済活動がある」と述べました。