軽井沢―妙高高原、定期の直通観光列車 しなの鉄道が検討
県出資の第三セクターしなの鉄道(上田市)が、しなの鉄道線の軽井沢駅(北佐久郡軽井沢町)から北しなの線の妙高高原駅(新潟県妙高市)までの定期直通運転を2017年度内に始めようと検討していることが7日、分かった。集客力がある軽井沢地域を起点とした沿線観光事業を強化し、長野―軽井沢間で運行中の「ろくもん」に次ぐ定期観光列車を走らせる方針だ。
現在、軽井沢―妙高高原間を結ぶ定期列車はない。同社は、軽井沢町に年間840万人の観光客が訪れ、このうち約8割が日帰りと分析。15年3月の北陸新幹線(長野経由)延伸に伴い開業した北しなの線(長野―妙高高原間)で「北信濃エリアの観光を提案できる利点」を生かして、軽井沢の観光客を沿線に呼び込み、しなの鉄道の利用を促す。
同社は17年度中をめどにリクライニングシートの車両を導入する予定。平日はこれを小諸―長野間の有料通勤ライナーとして利用し、週末に軽井沢―妙高高原間で直通運転する。途中駅の牟礼駅(上水内郡飯綱町)ではワイナリー(ワイン醸造所)訪問、黒姫駅(同郡信濃町)では自然体験や農産物収穫と組み合わせ、軽井沢を訪れる客層が好みそうな企画を打ち出す。
15年11月から、ろくもんで黒姫駅などへ乗り入れ、周辺をバスで観光する「クルーズトレイン」を運行し、好評という。新たな定期観光列車を含め、今後も鉄道とバスを組み合わせた企画を拡充する考えだ。沿線各駅から目的地までの二次交通を確保するため、地元のバス・タクシー会社との連携も強める。今年10月には軽井沢駅の「駅ナカ」(改札内)に鉄道車両を並べたテーマパークの開業も予定し、駅の集客強化も図る。
玉木淳社長(46)は「日帰りで軽井沢だけを訪ねるのではなく、沿線に足を延ばして宿泊する楽しみ方を提案したい」と話している。
(1月8日)
現在、軽井沢―妙高高原間を結ぶ定期列車はない。同社は、軽井沢町に年間840万人の観光客が訪れ、このうち約8割が日帰りと分析。15年3月の北陸新幹線(長野経由)延伸に伴い開業した北しなの線(長野―妙高高原間)で「北信濃エリアの観光を提案できる利点」を生かして、軽井沢の観光客を沿線に呼び込み、しなの鉄道の利用を促す。
同社は17年度中をめどにリクライニングシートの車両を導入する予定。平日はこれを小諸―長野間の有料通勤ライナーとして利用し、週末に軽井沢―妙高高原間で直通運転する。途中駅の牟礼駅(上水内郡飯綱町)ではワイナリー(ワイン醸造所)訪問、黒姫駅(同郡信濃町)では自然体験や農産物収穫と組み合わせ、軽井沢を訪れる客層が好みそうな企画を打ち出す。
15年11月から、ろくもんで黒姫駅などへ乗り入れ、周辺をバスで観光する「クルーズトレイン」を運行し、好評という。新たな定期観光列車を含め、今後も鉄道とバスを組み合わせた企画を拡充する考えだ。沿線各駅から目的地までの二次交通を確保するため、地元のバス・タクシー会社との連携も強める。今年10月には軽井沢駅の「駅ナカ」(改札内)に鉄道車両を並べたテーマパークの開業も予定し、駅の集客強化も図る。
玉木淳社長(46)は「日帰りで軽井沢だけを訪ねるのではなく、沿線に足を延ばして宿泊する楽しみ方を提案したい」と話している。
(1月8日)
長野県のニュース(1月8日)
- 軽井沢―妙高高原、定期の直通観光列車 しなの鉄道が検討(1月8日)
- 斜面(1月8日)
- シンクロの楽しさ、小学生に 五輪「銅」の箱山選手が教室(1月8日)
- 首相の姿勢 注意深い目を今年も(1月8日)
- 慰安婦問題 対立の激化を避けねば(1月8日)
- 児童養護施設支援へ、サイト「旗揚げ」 グレート☆無茶さん(1月8日)
- 高校生の胸借りて初稽古 木曽少年相撲クラブ(1月8日)
- 「神面」に新年の願い 長野・大岡で「芦ノ尻道祖神祭り」(1月8日)
- 松本地方の伝統行事「三九郎」、各地で始まる(1月8日)
- 山車、豪快に激突 小諸・御影新田で「道祖神祭り」(1月8日)
- 軽井沢バス事故、広域連携が救助に一役 長野と群馬の28隊活動(1月8日)
- 昨夏の参院選、全国の選挙事務ミス174件 県内は8件(1月8日)
- 松本の柔道事故から9年 被害男性、きょう成人式(1月8日)